くろにゃんこの読書日記

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『』バトン、私のお題は『吸血鬼』

2006年04月07日 | ヴァンパイア系列
相当以前に、このバトンが来ていたことを、最近になって知ったワタクシであります。
『』バトンというのは、カッコ内に次の人に尋ねてみたいお題を入れるというものらしいです。
私がいただいたお題は『吸血鬼』
イーゲルさまは、よく私のことをご存知でいらっしゃる。

1.PCとか本棚にある『吸血鬼』
PCでは、このブログ内のヴァンパイアカテゴリーでしょう。
このブログを始めてから読んだ本だけですので数は少ないですね。
これから充実していくといいな。
本棚では、未だ読んでいない本では、ダン・シモンズ「夜の子供たち」がありますね。
大事にしているのは、アメリカンゴシックの女王、
アン・ライスのヴァンパイア・クロニクルシリーズ。
映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」の原作です。
  
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」では、
トム・クルーズのそれまでのサワヤカ路線をかなぐり捨てた演技が見もの。
私は、この演技でトム・クルーズを見直しました。
ルイ役が、映画界で華々しい活躍をする以前のブラッド・ピットであるというのも面白いですね。
映画の出来に関しては、ストーリィ展開が速く、原作を読んでいないと追っ付けられないようなところがありますが、ゴシック気分は十分に堪能できます。
「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」は、とにかく音楽がすばらしい。
レスタトの歌声をどのように表現するかが、この映画のポイントであったと思いますが、2声を合成させるという効果がとてもイメージ合っていました。
あ、映画評になってしまった。
ところで、久しぶりに読み返してみようと、先日本棚(というかベッドの下)から引っ張り出して読んでみたのですが、これが結構カッタルイ。
あのときの情熱はいずこへ。
アメリカ本国では、レスタトは復活なすっているという情報がありますが、
いつ日本へ上陸してくれるのでしょう。
かったるくても、やはりレスタトには会いたい。
柿沼さん、よろしくお願いします。

2.今妄想している『吸血鬼』
妄想ねぇ。
ワタクシとしましては、ヴァンパイアは想像上の生き物でありますから、現実にいるとは思ってはおりません。
いたらいいなとも思ってないし。
現実にいたら、キム・ニューマンのような世界が一番リアルなのかも(いや、ありえないか)。
そんなことを考えることが、すでに妄想。

3.初めて出会った『吸血鬼』
これが、覚えていないのですよ。
自分がヴァンパイア好きであることを自覚したのは18歳くらいのころだと思うんです。
もしかしたら、、、と思うのは、子供のころにみたアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の中に出てくる妖怪がそうじゃないかと。
とても怖かったのを覚えていますが、それがマニア化の原因とはとても思えません。
私がヴァンパイア好きを自覚した一冊は、なんと日本人女流作家の作品でありました。
ところが、いったい誰が書いたものかがわかりません。
文庫本であるというのはわかっているんですけどね。

4.特別思い入れのある『吸血鬼』
う~ん、特別な思い入れのある特定のヴァンパイアはいないかなぁ。
世の中には、いろいろな吸血鬼がいてもいいと思うし(空想の部分でね)、これからも新しいヴァンパイア像が出てきてもいい。
私の好みとしては、やはりゴシック的な香りがするものがいいですが、それに限らず、いろいろなヴァンパイア像があっていいと思いますね。

5.あなたにとって『吸血鬼』とは?
私のヴァンパイア趣味の大きな要因は、その永遠性、懐古性、驚異的な力、
エロティズムにあると思います。
だからって、永遠の生にあこがれているということはまったくありませんが。
狩るもの、狩られるものという図式には、捕食しなければ生きてはいけない私たち自身であるとも考えられます。

6. バトンをまわしたい人7人とその『お題』
え~っと、困ったときの娘頼みということで、娘にやってもらいましょう。
お題は、『写真』で。
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヴァンパイア (イーゲル)
2006-04-08 13:12:02
私が読んだ吸血鬼ものはレ・ファニュの『吸血鬼カーミラ』、ゴーチエの『死霊の恋』、半村良の『石の血脈』ぐらいですかね。とても少ないです。(『ジョジョの奇妙な冒険』の悪役ディオも一応吸血鬼か…。)

田辺訳ゴーチエのクラリモンド嬢のような可愛らしい吸血鬼に誘惑されたら自ら進んで堕落しそうですよ。



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Unknown (くろにゃんこ)
2006-04-08 18:18:58
としては、エリアーデ「令嬢クリスティナ」がオススメです。

この小説は、発表当時、エロティズムとその倒錯性でいろいろと問題になったという代物ですが、クリスティナ自身はとてもオトメですよ。

墜落、、、その気持ち、わかりますよ~~。
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア (華織)
2006-04-09 22:55:05
はじめまして、華織と申します。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの映画、私も見たことがあります。

結構前なのであまり覚えてないんですが、とにかくレスタトが美しかったのが印象的で・・・w

私もヴァンパイアは好きです。

特に人から血を奪うために首に歯を立てるのとか、綺麗で。

でも、ヴァンパイア系の話とかあまり知らないので、機会があったらくろにゃんこさんがブログで紹介した本とか、読んでみたいですw
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ああっ (くろにゃんこ)
2006-04-09 23:20:41
イーゲルさまのお返事のタイトルが消えている!

今頃気づくとは、なんたる不覚。

「乙女な吸血鬼」がタイトルで~す。



>華織さま

ようこそ、おいでになられました。

血を飲む行為には、エロティズムを感じますね。

特にヴァンパイア・クロニクルシリーズのヴァンパイア達は、血を飲む事に関して官能的であり、また、提供者の記憶のフラッシュバックを体験するところも興味深いです。

ぜひぜひ、原作を読んでみてください。

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」は早川文庫から出版されているし、ブックオフに行けばすぐに見つかると思いますよ。

上級者であれば、オススメは「アイリッシュ・ヴァンパイア」なんですが、基本は「ドラキュラ」だと思います。

水声社から出版されているものが、オススメですが、お値段が高いので、図書館で探してみるとよいでしょう。

アマゾン↓

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また、遊びに来てくださいネ!
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ブラム・ストーカー (ディック)
2006-04-11 21:44:06
ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』が初体験で、めちゃくちゃ怖かった。学生時代、真っ昼間に一人留守番しながら読んでいて、窓の外で木々がざわざわと揺れるのが、それだけでいやな感じでしたもの。
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一人でお留守番 (くろにゃんこ)
2006-04-12 00:03:29
おおっ、それは怖いシュチュエーション。

木のざわざわという音がBGMなんて、効果的ですね。

「ドラキュラ」はいくつかの訳本が出ていますから、読み比べてみるのも面白いかもしれませんね。



ちょっと前に「ヴァン・ヘルシング」という映画がありましたよね。

あれは、正統派ドラキュラからは、逸脱してはいましたが、ところどころにマニアを喜ばせてくれるようなところがあり、私は結構楽しめました。

一緒に観にいった旦那さまは、面白くなかったようですが(笑)
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Unknown (mumble)
2006-04-12 16:57:32
本棚から小学館文庫「ポーの一族」三巻を取り出してみる。パンパネラって書いてあったか?あいつらが必要としているのは、血じゃない。血の中に含まれる、hemogoblinだとプラチェットが書いていいるのをてっきり、hemoglobinと読み流していたのを思い出します。気がついて、大笑いした。血と言えば、この間、血液検査を受けに内科に行ったら、C型肝炎に瀉血、保健適応と書いてありました。C型肝炎罹患率は男女差がないのに、肝ガン発症比率は圧倒的に男性が多く、その理由が長らく分からなかったけれど、女性には貧血が多いためと言うことが分かり、瀉血することになったという。バンパイヤーがC型肝炎ウイルスに感染するなら、間違いなくガン化する。「大吸血時代」は殆どの人が吸血鬼になってしまって、人間がいなくなって、人工血液をバーで飲むようになる話。ただ一人残った非吸血鬼の少女の運命やいかに?これは厚くて、寝ころんで読めないのが難点。
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プラチェットに座布団を! (くろにゃんこ)
2006-04-12 18:08:40
あははは、笑かしてくれるなぁ、プラチェット.

瀉血ってそんな効果があったんですね。

てっきり、昔の乱暴な医術だとばかり。

でも、結局は無理に貧血状態にするんだから、やはり乱暴か?

へ~、女性のほうがガン化発症比率が少ないなんて初めて知りました。

血液が健康でないために命を落とすヴァンパイアの話はデイヴィット・マーティンというアメリカの作家が書いてますが、はっきりいいまして駄作です。

が、現代的なヴァンパイア像であるので、マニアは必読かも。

「大吸血時代」は聞いたことがありますが、未読です。

確かに、吸血鬼がお食事をすれば、必然的に吸血鬼も増殖するわけで、いつかはみんな吸血鬼。

まあ、作家によっていろいろと制限(血液の交換がなければ吸血鬼になれないとか)を設けているのもありますが。

えっ、そんなに分厚いの?

じゃあ、手首を鍛えなきゃ。
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キングは? (迷跡)
2006-04-12 23:19:42
吸血鬼と言えば、キングの『呪われた町』を忘れていませんか。美と官能が足りないということで女性には意外と不人気なのかも。

ともあれ、この作品もダーク・タワー・シリーズとリンクすることになりそうで楽しみです。

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あ、イタイとこつかれた (くろにゃんこ)
2006-04-12 23:44:21
実はですね、「呪われた町」は持っているんです。

持っているんですが下巻だけなんですねぇ。

ブックオフで下巻だけ見つけて、上巻が手に入ったら読もうかと思いつつ、そのまんま。

そうよねぇ、読まなきゃね。

ああ、ダークタワーとつながりがありそうなんですか。

ダークタワーも2、3冊読んだかしら。

キングは「キャリー」を学生時代に読んで、その後短編集を読みました。

「トウモロコシ畑の子供たち」は一番印象に残っています。
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