度々記事に登場する我が娘ですが、今春から女子高生になりました。
彼女の通う高校は、なんと農業高校なのです。
敷地も広く、一年生は入学すると科を問わず全員が一区画ずつ圃場(畑のこと)を分け当たえられ、スイカを育てます。
土がいいので1個6キロぐらいの立派なスイカが夏には収穫でき、3個まで家に持ち帰れるそうです。
スイカ片手に電車に乗り込む高校生の姿を想像してみましょう、、、ぷぷっ。
彼女は動物科学科に在籍していますので、牛の世話をする曜日が決まっていて、当番を休んでしまったら、次の日には必ずやらなければならないそうで、その理由は「牛は生きているから」。
ここの動物科でまことしやかささやかれているうわさは、牛を死なせたら退学、病気にしたら停学、地震などの災害時の最優先事項は動物の救出。
両手に小動物を抱えて避難するのは当たり前、人間よりも動物優先なんだとか。
後に判明したところでは、すべて本当のことらしいです。
普通高校とはまったく違い、勉強に追われる高校生活とは一線を画し、のんびりゆったりしているのがおわかりになるでしょうか。
娘はとても楽しそうです。
さて、本書の主人公エムズワース卿も通常の人々とは一線を画す人物。 . . . 本文を読む
うん、今年はジーヴス年、もとい、ウッドハウス年だったね。
ウッドハウスって誰?と思っている人もいるかもしれないから、ここで少しご紹介。
英国出身のユーモア作家ですが、いろいろありまして米国に帰化しています。
いろいろのところは「比類なきジーヴス」のあとがきなどに詳しくありますので、
そちらを参考あれ。
P・G・ウッドハウスは93歳という高齢で亡くなられるまでに多数の著作を残し、有名なシリーズとして . . . 本文を読む
ウッドハウスといえば、最近出版ラッシュですね。
「比類なきジーヴス」「よしきた、ジーヴス」「それゆけ、ジーヴス」は、国書刊行会から。
ウッドハウス選集1「ジーヴスの事件簿」は文藝春秋から。
「ジーヴスの事件簿」は「比類なき」と重複するところもあるけれど、「比類なき」に未収録な短編と(もしかしたら「それゆけ」に収録されているかも)巻末付録にイブリン・ウォーと吉田健一のウッドハウス讃があり、無論のこと翻訳者も違うので、両方読んでみるのも楽しいかも。
文藝春秋のウッドハウス選集は、エムズワース卿、マリナー氏と続くらしいので、そちらも楽しみですね。 . . . 本文を読む