奇想コレクションが発刊されたあたりから、ぱっと目を引くイラストや明るいパステル調の色合いの装丁が多くなってきているような気がします。
装丁につられてついつい手にとってしまう私は、出版社の策略にまんまとひっかっているわけですね。
小難しい小説は、いまちょっと避けたい気分なので、続けてコニーウィリスの短編集を読むことにしました。
『マーブル・アーチの風』はハヤカワのプラチナファンタジーの一冊。
ロン . . . 本文を読む
コニー・ウィリスの長編は、「航路」と「ドゥームズディ・ブック」「犬は勘定に入りません」と読んでいるけど、短編集は初めて。
この短編集は作品の前にちょっとした著者の覚え書が入っていて、それを読んでから本編を読み、さらに覚え書を読み返すことで、著者に近づいたような気分になれます。
「見張り」はドゥームズディ・ブックシリーズの一つで、久しぶりにキヴリンやダンワージィ教授に会えて嬉しさを感じる一方、もや . . . 本文を読む