理解しきれないけど面白いと思う2冊 2009年05月14日 | 海外文学 その他 新しい認識を得たとき、雷に打たれたような衝撃とパズルがはまっていくような理解していく感覚を覚えたことはないだろうか。 そして理解した後は、後戻りをすることは許されない。 グレッグ・イーガン「万物理論」は、まさにそういう小説である。 まるで映画を見ているようなスリリングさと周到な構成をみせるこのSFは、なんといってもイーガンなので難しい。 理論物理学なんて、とてもじゃないけどついていけないので、その . . . 本文を読む