ずいぶん前のことになるけど、図書館で借りたSFマガジンに桜坂洋「さいたまチェーンソー少女」という短編が載っていました。
中学生(または高校生だったか)の女の子が、学校内でチェーンソーを凶器に殺しまくるというような内容で、オチを強引にSFへ持っていった感はありましたけど、意外と面白かったので、ついつい、中学生の娘にまでムリヤリ読ませちゃたという記憶があります。
そんなわけで、最近、ブログ村の書評でポ . . . 本文を読む
順番待ちの妹から早く読めとせっつかれ、課題図書がたまっているにも関わらず、読みました。
京極堂シリーズはとりあえず手当たり次第読んでいるわけで、それも全て姉が(正確には姉の旦那が)買うものを貸してもらっています。
シリーズにはまる、ということは、その世界にどっぷりつかるということで、つかっているととても心地がいいものです。
さて、「百器徒然袋ー風ー」では、薔薇十字探偵社の探偵殿、
天下の榎木津 . . . 本文を読む
牛だって喋るんだ(マーブル騒動記参照)、案山子が喋ったっていいじゃないか。
ということで、今回は案山子が喋るお話。
5年間システムエンジニアとして働いていたソフトウェア会社を辞め、なぜかコンビニ強盗をしてしまう主人公、伊藤。
動機がイマイチなので当然のように取り押さえられる。
やってきた警察官が、なんと知り合いで、子供の頃から悪意の塊のような城山という男だった。
こいつに何をされるかわからないと . . . 本文を読む
猫丸先輩、30歳になっていたんですね。
知らなかった。
猫丸先輩は、相変らずベリーキュート。
可愛らしさに磨きがかかったって感じ。
こんな猫くさい人がいたら、一発で私はノックダウンでしょう。
で、本の内容ですが、猫丸先輩が登場する6編の短編集です。
猫っぽい外見とはた迷惑な行動をとる猫丸先輩が、些細な事件の謎を見事に解決(?)していくミステリーです。
殺人事件とか、血なまぐさい事件は起きないので . . . 本文を読む
本の帯につられて読んだ本です。
新堂冬樹を読むのは初めてなのです。
人質を全裸にする、とか、奴隷化とかの文字に惹かれました。
ある目的を持って銀行に立てこもった犯人が、死を覚悟してやり遂げようとするゲームとは?
短時間で読める本ですが、内容は結構こゆいです。
脳みそとか飛び散っちゃうし。
犯人が、悪人悪人していて良いです。
自分だったらそんな風になってしまった息子を愛せるだろうか。
自問してし . . . 本文を読む