クリスティーのシリーズものといえば、ポアロとミスマープルが真っ先に思い出されますが、作品数は少ないながらもトミーとタペンスも欠くべからざるものでしょう。
諧謔ぎみの言い回しとサスペンス風味が利いた作風で、主人公2人の青年期から老年期にかけてをそのシリーズのなかでたどることができます。
年代順に並べれば「秘密機関 (クリスティー文庫)」「おしどり探偵 (クリスティー文庫)」「NかMか (クリスティー . . . 本文を読む
ノラネコの社会や生態を研究する分野をノラネコロジー、その研究者をノラネコロジストという造語で呼んでいるのはこの本の著者ですが、なんだかとっても語呂がよくありませんか?
著者は正真正銘の研究者で、この本の趣旨は小中学生を対象としたノラネコ研究のフィールドワークの実践的な手ほどきと、著者のノラネコ研究を簡単にまとめたものです。
実際問題、私の生活圏(自宅中心に徒歩30分圏内)を探索してみても、ノラネコ . . . 本文を読む
あけましておめでとうございます。
ぽつぽつとしか記事を書かないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、新年最初の記事はR.D.ウィングフィールドの「フロスト気質」です。
イギリスではTVシリーズにもなっているフロストシリーズですが、こうして続刊が上下巻で発売されるところを見ると、日本での人気も高いようですね。
これまでに出版されている文庫は、「 . . . 本文を読む