2017/18シーズンのインフルエンザ脳症の続報です。
合計55例中、A型が39例、B型が9例と、やはりA型優位。
データは1/14までのものですが、1/30現在、北関東の当地では流行のピークを迎えています。
つまり、あと2週間は脳症例も増加するはず。
■ インフルエンザ脳症、新たに17例、死亡は3例に〜今シーズン累計で55例に、約70%が10歳未満
(2018/1/29 インフルエンザ診療Next取材班:日経メディカル)
インフルエンザ流行拡大に伴い、インフルエンザ脳症の患者も増えている。2018年1月14日までの1週間(第2週)だけで17例の報告があり、今シーズン累計で55例となった。新たに10歳代の死亡例も報告された。
国立感染症研究所の感染症週報を基に、急性脳症の報告例を抽出し、インフルエンザウイルスが原因と明記されている症例を集計した。その結果、2018年1月14日までにインフルエンザ脳症例は累計で55例だった(図1)。

図1 インフルエンザ脳症例の推移
55例の年齢分布を見ると、1歳が12例と多く、10歳代が9例、7歳が6例と続いた(図2)。10歳未満が37例と大半を占めていた。報告時死亡例も出ており、これまでに1歳児と30歳代の患者が死亡。第2週には10歳代の死亡例も報告された。
ウイルス検出の結果は、A型が39例と多く、B型が9例だった。その他の7例は不明。

図2 インフルエンザ脳症の年齢別にみた患者数
合計55例中、A型が39例、B型が9例と、やはりA型優位。
データは1/14までのものですが、1/30現在、北関東の当地では流行のピークを迎えています。
つまり、あと2週間は脳症例も増加するはず。
■ インフルエンザ脳症、新たに17例、死亡は3例に〜今シーズン累計で55例に、約70%が10歳未満
(2018/1/29 インフルエンザ診療Next取材班:日経メディカル)
インフルエンザ流行拡大に伴い、インフルエンザ脳症の患者も増えている。2018年1月14日までの1週間(第2週)だけで17例の報告があり、今シーズン累計で55例となった。新たに10歳代の死亡例も報告された。
国立感染症研究所の感染症週報を基に、急性脳症の報告例を抽出し、インフルエンザウイルスが原因と明記されている症例を集計した。その結果、2018年1月14日までにインフルエンザ脳症例は累計で55例だった(図1)。

図1 インフルエンザ脳症例の推移
55例の年齢分布を見ると、1歳が12例と多く、10歳代が9例、7歳が6例と続いた(図2)。10歳未満が37例と大半を占めていた。報告時死亡例も出ており、これまでに1歳児と30歳代の患者が死亡。第2週には10歳代の死亡例も報告された。
ウイルス検出の結果は、A型が39例と多く、B型が9例だった。その他の7例は不明。

図2 インフルエンザ脳症の年齢別にみた患者数