徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

インフルエンザワクチン開始!

2007年10月18日 19時46分31秒 | 小児科診療
 今シーズンのインフルエンザワクチン接種を始めました。
 ふだんの予防接種枠では捌ききれないので、期間限定で木曜日午後(ふだんは休診)を特別枠にして毎年行っています。

 インフルエンザワクチンの料金について良く話題になります。
Q. 医院によって違うのはなぜ? 
A. 65歳以上の高齢者以外は任意接種(受ける受けないは個人の自由で補助金もない)ですので、料金は個々の医院が決めるのです。もし「この地域では一律○○○円」と申し合わせると「談合」として法律違反になります。

 当院では今シーズンの料金を1回一律3000円に設定しました。
 実は昨年は3500円、一昨年は4000円でした。本来は4000円が相場なのでしょうが、当院には兄弟で受診する家庭が多く、子だくさんのお宅は「4000円×2回×兄弟の人数分+お母さん・お父さん」と、とても高くなってしまいます。
 さらに、残念ながらインフルエンザワクチンの有効率は他のワクチンに比べて低いので、2回接種しても実際にインフルエンザに罹ってしまうと申し訳ない気分になり、年々なんとなく安くしてしまうのです。
 また、大人も子どもも1回目も2回目も同じ料金にしているのは会計窓口の混乱を避けるためです。
 医院によっては2回やる子どもより1回の大人を高く設定したり、1回目より2回目を安くしたり、いろいろ工夫されているようですが・・・当院はシンプルに3000円ポッキリ!

 本日はその初回です。45人ほど接種しました。
 開けてビックリだったのが、ほとんどが親子あるいは家族で予防接種に来たことです。
 それにしても、自分の番が終わって他の兄弟の番になると、痛さも忘れてみんなニヤニヤ冷やかすのが面白い。
 「おかあさん大丈夫?痛かった?」と気遣う子や「お父さん頑張れ~」とエールを送る子もいて、ホンワカ良い雰囲気でした。
 もちろん、泣き叫ぶ子どももいますけど、ね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ミス・ポター」を観てきました | トップ | 漢方の威力 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

小児科診療」カテゴリの最新記事