皆さん、もうインフルエンザワクチン接種はお済みになりましたか?
最近のインフルエンザ関連ニュースを拾い読みしました。
日本のあちこちでインフルエンザ流行による学級閉鎖が発生、というニュースが入ってきます;
■ 練馬区の小学校でインフルエンザによる学級閉鎖 東京の公立校で今季初
東京都教育委員会は24日、練馬区立旭丘小学校で、6年生児童の一部が季節性インフルエンザを含む集団風邪を発症したため、25日から3日間、学級閉鎖を実施すると発表した。都内の公立学校で学級閉鎖は今季初めて。
都教委によると、同校では24日、6年生全1学級の児童35人のうち10人が39度以上の高熱やせきなどの症状で欠席した。
■ インフルエンザ:県内初、学級閉鎖--藤沢市立新林小/神奈川
藤沢市教委は17日、同市川名の市立新林小学校(弓納持嘉子校長、741人)の2年生の1学級について、インフルエンザの流行で20日まで学級閉鎖すると決めた。県健康危機管理課によると、インフルエンザの学級閉鎖は公私立の小中高校と幼稚園・保育所を通じ県内で今シーズン初。
市教委によると、学級の37人中欠席が11人で、うち3人が医療機関でインフルエンザと診断され、他の児童もせき、発熱などの症状。登校した26人中11人も同様の症状を訴え、学級閉鎖を決めた。
インフルエンザによる学級閉鎖が出始めるのは例年11月に入ってからで、同課は「原因は不明だが、今季はやや早め。注意してほしい」と話している。
上記2件の記事ではウイルスのタイプが記載されていませんが、今のところA香港型(H3N2)がメインのようですね。
<速報>横浜市内で発生したAH3亜型インフルエンザによる2011/12シーズンの集団かぜ初発事例」
と思いきや、B型の集団発生もあったようです;
<速報>今季初のB型インフルエンザの集団発生―茨城県
「緑茶がインフルエンザ予防に有効」という記事が目にとまりました。学会誌に載るほどですから、統計データはしっかりしているものと考えられます。
■ 1日1~5杯の緑茶で小学生のインフルエンザが40~50%減 静岡・菊川市の全小学生を調査
「緑茶の飲用習慣が小学生のインフルエンザを予防する」という疫学調査の結果が、米医学誌「Journal of Nutrition」の10月号(2011; 141: 1862-1870)に掲載された。静岡県立大学薬学部の山田浩教授らが、お茶の産地として知られる静岡県菊川市内の全小学校児童(9校、2,663人)を対象に調査したところ、インフルエンザの発症は、緑茶の飲用習慣が1日1杯(200ミリリットル)未満の小学生と比べて、1日1~2杯で38%、1日3~5杯では46%も減少していたという。
予防の王道、インフルエンザワクチンの乳幼児に対する効果の最新論文;
■ 2~4歳児へのインフルワクチン推奨で救急受診が大幅減少 米国とカナダの共同研究
米国では2006年から、2~4歳児への季節性インフルエンザワクチンの接種推奨を行っている。一方、カナダでは2010年までこの方針を採用していなかった。この2国を比べたところ、2~4歳児のインフルエンザ様疾患による救急受診が3分の1減少したと、米国とカナダの共同研究グループがカナダの医学誌「CMAJ」(2011; 183: E1025-1032)に報告した。
・・・ただし、これは欧米で使用されている筋肉注射のワクチンでアジュバントが日本のものとは異なり効果が高く副反応も強いタイプと思われます。日本のワクチンは副反応を減らすために効果も落としているので成績はこの報告より低くなるでしょう。
ほら、新型インフルエンザワクチンのときに「輸入ワクチンは強くて恐い」から受けず結局期限切れで破棄したじゃないですか、あれですよ。
最近のインフルエンザ関連ニュースを拾い読みしました。
日本のあちこちでインフルエンザ流行による学級閉鎖が発生、というニュースが入ってきます;
■ 練馬区の小学校でインフルエンザによる学級閉鎖 東京の公立校で今季初
(2011.10.24:産経新聞)
東京都教育委員会は24日、練馬区立旭丘小学校で、6年生児童の一部が季節性インフルエンザを含む集団風邪を発症したため、25日から3日間、学級閉鎖を実施すると発表した。都内の公立学校で学級閉鎖は今季初めて。
都教委によると、同校では24日、6年生全1学級の児童35人のうち10人が39度以上の高熱やせきなどの症状で欠席した。
■ インフルエンザ:県内初、学級閉鎖--藤沢市立新林小/神奈川
(2011.10.18:毎日新聞)
藤沢市教委は17日、同市川名の市立新林小学校(弓納持嘉子校長、741人)の2年生の1学級について、インフルエンザの流行で20日まで学級閉鎖すると決めた。県健康危機管理課によると、インフルエンザの学級閉鎖は公私立の小中高校と幼稚園・保育所を通じ県内で今シーズン初。
市教委によると、学級の37人中欠席が11人で、うち3人が医療機関でインフルエンザと診断され、他の児童もせき、発熱などの症状。登校した26人中11人も同様の症状を訴え、学級閉鎖を決めた。
インフルエンザによる学級閉鎖が出始めるのは例年11月に入ってからで、同課は「原因は不明だが、今季はやや早め。注意してほしい」と話している。
上記2件の記事ではウイルスのタイプが記載されていませんが、今のところA香港型(H3N2)がメインのようですね。
<速報>横浜市内で発生したAH3亜型インフルエンザによる2011/12シーズンの集団かぜ初発事例」
と思いきや、B型の集団発生もあったようです;
<速報>今季初のB型インフルエンザの集団発生―茨城県
「緑茶がインフルエンザ予防に有効」という記事が目にとまりました。学会誌に載るほどですから、統計データはしっかりしているものと考えられます。
■ 1日1~5杯の緑茶で小学生のインフルエンザが40~50%減 静岡・菊川市の全小学生を調査
(2011.10.19:メディカル・トリビューン)
「緑茶の飲用習慣が小学生のインフルエンザを予防する」という疫学調査の結果が、米医学誌「Journal of Nutrition」の10月号(2011; 141: 1862-1870)に掲載された。静岡県立大学薬学部の山田浩教授らが、お茶の産地として知られる静岡県菊川市内の全小学校児童(9校、2,663人)を対象に調査したところ、インフルエンザの発症は、緑茶の飲用習慣が1日1杯(200ミリリットル)未満の小学生と比べて、1日1~2杯で38%、1日3~5杯では46%も減少していたという。
予防の王道、インフルエンザワクチンの乳幼児に対する効果の最新論文;
■ 2~4歳児へのインフルワクチン推奨で救急受診が大幅減少 米国とカナダの共同研究
(2011.10.24:メディカル・トリビューン)
米国では2006年から、2~4歳児への季節性インフルエンザワクチンの接種推奨を行っている。一方、カナダでは2010年までこの方針を採用していなかった。この2国を比べたところ、2~4歳児のインフルエンザ様疾患による救急受診が3分の1減少したと、米国とカナダの共同研究グループがカナダの医学誌「CMAJ」(2011; 183: E1025-1032)に報告した。
・・・ただし、これは欧米で使用されている筋肉注射のワクチンでアジュバントが日本のものとは異なり効果が高く副反応も強いタイプと思われます。日本のワクチンは副反応を減らすために効果も落としているので成績はこの報告より低くなるでしょう。
ほら、新型インフルエンザワクチンのときに「輸入ワクチンは強くて恐い」から受けず結局期限切れで破棄したじゃないですか、あれですよ。