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徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

「針なし注射器」のインフルワクチンがアメリカで初承認

2014年08月21日 07時28分56秒 | 小児科診療
「針なし注射器」のインフルワクチンが初承認(米FDA)
(MTPro:2014.8.20)



 おおっ、噂は聞いていたがとうとう登場したか!
 とニュースの内容を読んでみると「あれ???」という感じ。
 どこが「?」かというと・・・

・承認内容は「18~64歳へのAfluria筋肉内注射」なので乳幼児~小児には使えない。
・「針なし注射器」の方が従来の注射法より局所副反応(過敏症,腫れ,痛みや発赤)が多い。

 等々。
 “針無し”なのに今までの注射よりも痛い?
 ではメリットは何?
 と突っ込みたくなるところ。
 その疑問に答える製造会社のコメントは、

「針がなくデバイス本体は再利用でき,カートリッジを取り替えるだけで使用可能なことから,針刺し事故や注射後の操作の負担が軽くなることが最大のアピールポイント」



 だそうです。
 注射する側のメリットだけで注射される側のメリットがないなら、普及するかどうか疑問が残りますね。
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