暑い日が続くが・・
常連読者の皆さんも体調管理に留意していただきたいと思う
私も多忙な日々を過ごしているのだ
それでもギターだけは必ずチェックしているのだ
我ながら相当なギター好きだと思う
愛器であるアリアのリアをセイモアダンカンに載せ換えたのはすでにご存じだと思う
実は新規に購入したアイバニーズとの兼ね合いを考慮したのだ
アイバニーズの上級機種だけに相当に良い音なのだ
『良い音』の基準は難しいと思う
個人的にツボにハマった好きな音なのだ
ストラトの枯れたクランチも良いが・・・
やはりロック好きとしては野太いハムサウンドが落ちつくのだ
USA製のディマジオピックアップが音を決定づける上で大きいと思うが・・・
やはりギターはボディやネックを含むトータルのバランスだと思うのだ
音の傾向としてはコンプを強めにかけたようなコンプレッション感が強いサウンドだといえる
総じてディマジオのピックアップに言える傾向らしいのだ
アリアにもダンカンがライセンスを許可したピックアップが搭載されているのだが・・・
アイバニーズを弾いた後にアリアを弾くと何となくショボく感じられるようになったのだ
アイバニーズとアリアの傾向が似ているだけに今後アリアの使用頻度が減るような気がしてきたのだ
私のポリシーとして手持ちのギターはすべて使い切りたいと常々考えているのだ
使う事なく押し入れの奥にしまいこんでいるようなギターは私には不要なのだ
過去に売却したギターたちも結局のところ、購入後にあまり出番がなかったのだ
「何で買ったの?」
という声も聞こえてきそうだが・・・
自分でも不思議なのだ
楽器店で手に取ると何となく良さそうに感じられるものなのだ
無意識にテンションが上がっているのだと思う
読者の皆さんも似たような経験があるのではないだろうか?
楽器店のお兄さんにアリアについて相談してみたのだ
「ピックアップを載せ換えようかな・・?」
「アイバニーズが良い音なんだけど・・・」
「リアにディマジオを載せるってどうかな?」
という私の提案に明確な答えをくれたのだ
「ディマジオも悪くないですけど・・・」
「正直、似たようなギターになっちゃいますよ」
「同じようなギターが二本あっても面白くないですよね?」
・・という事なのだ
読者の皆さんもご存じのとおり、お兄さんは100本近いギターを所有しているのだ
数年前には80本くらいだったのだが・・・
現在は何だかんだで100本に到達?したようだ
USA製の高価なギターは現状を維持しているようだ
それ以外のギターは思い付いたままにカスタムを楽しんでいるというのだ
当然ながら、各社のピックアップも知り尽くしているのだ
職業柄、お客さんの取り付け依頼も数多く経験しているのだ
仮に同じピックアップの載せ換えるとしてもストラトとレスポールでは結果が大きく異なるのだ
ピックアップの交換以外にもタップスイッチの取り付けやスイッチ類のカスタムにも応じてくれるのだ
”出来ない事はない・・・”
という頼もしい人物なのだ
「もともとダンカン系のピックアップが載っているので統一した方が良いと思いますよ」
「ダンカンとディマジオってどちらも人気がありますけど音の傾向が異なるんですよね」
・・とい事でダンカンの人気モデルを購入して取り付けてみることにしたのだ
三段階に切り替えできるタップスイッチの配線はハム単体のピックアップ交換よりは複雑なのだ
お兄さんの説明によるとこうなのだ
ディマジオはカタログに記載されているデータほど実際には差がないという傾向がみられるようだ
つまりは、ディマジオならばどの機種を選んでも大きなハズレはないということなのだ
逆に言えば、すでにディマジオを搭載しているギターに
新規にディマジオを載せ換えても変化を感じ難いということらしい
音の傾向は先にも述べたように非常にコンプレッション感が強い傾向が見られるのだ
一方のダンカンは機種によって音の違いが大きいようだ
音のキャラクターが非常に明確なブランドだといえるのだ
交換の際には自分が目指す音を明確にしておく必要があるのだ
さらにはボディ材やネック材などの影響を受け易い
ピックアップを交換した友人の音を真似ても同じ音になるとは限らないのだ
ピックアップ交換は非常に奥深い世界観があるようだ
実際のところ、楽器店のお兄さんでも取り付けてみるまでは結果が分からないという
ギターのように試し弾きができないのもある種のギャンブルなのだ
「あの・・音が気に入らないので他の製品に交換してもらっていいですか?」
という事は不可能なのだ
交換は不良交換だけなのだ
読者の皆さんもネットなどのレビューを参考にギターや関連製品を購入することがあると思う
個人的には参考程度に止めているのだ
レビューを投稿している人のギターと私のギターは異なる
さらには投稿者にどれくらいのスキルがあるかも不明なのだ
個人的には・・
”信用できる肉声・・”
だけを信じるようにしているのだ
楽器店のお兄さんと私の関係は学校の先生と生徒の関係にも似ているのだ
読者の皆さんも進路相談などを経験していると思う
相手を知るが故に進むべき道をアドバイスできるのだと思う
楽器店のお兄さんは私が作ったすべての曲を聴いているのだ
さらにはお兄さんの前で演奏する事も多々あるのだ
私の演奏スタイルや好きな音を知り尽くしているのだ
さらには私の細かい性格までも熟知しているのだ
このような関係を他の楽器店で築くのは至難の業だと思う
余談だが・・
フロントのピックアップも交換したのだ
ブランドネームは消えているがこちらもダンカン製なのだ
お兄さんのお古を譲ってもらったのだ
実は少なからず私もお兄さんに影響を与えているのだ
「使わないで押し入れで眠っているパーツって結局不要なんじゃない?」
「いつかは使うって・・結局は使わないんだよね そう思わない・・?」
ネットオークションにも言えるが誰かの不用品は他の誰かには有用である場合が多い
お兄さんの好みではない音も私には好みであることがあるのだ
ついでに弦も交換してしまったのだ
以前のピックアップはマグネット部分がブラックアウトされていたのだが・・
譲り受けたピックアップはレールが剥き出しになっているタイプなのだ
ルックス的にもかなり交換した感じが実感できる仕様なのだ
万札の両替がてらに弦を購入することも多いのだ
気が付けばこんな数になってしまったのだが・・・
頻繁に弦交換をする私にとってはそんなに多い数ではないのだ
まぁ、今回のピックアップ交換は大成功だったのだ
ちなみにセンターのシングルもシングルタイプのハムに交換する計画を立ているのだ
こちらのピックアップにもタップスイッチを取り付けたいと思っているのだ
実現すればモンスター的なギターが完成するのだ
現状でも13通りの音の組み合わせが可能なだけにサウンドバリエーションは相当に広がると思う
音の組み合わせを目指すというよりは二つのハムを組み合わせた重厚な音が欲しいのだ
単体のハムを鳴らすアイバニーズとのさらなる差別化を目指しているのだ
アリアにはそれだけの価値があると思っているのだ
基本的に純正を支持しているのだが・・・
価格的な問題からパーツに物足りなさを感じることも過去にあったのだ
最適な組み合わせを実現する為には最低限でも20万円くらいの販売価格が必要らしい
USA製のストラトやレスポールなどは十分だといえる
国産モデルでも20万円を越えるモデルは多々あるが・・
かなり贅沢なパーツを用いることが可能なのだ
私が今回購入したアイバニーズもマニアックな仕様という事で20万円を越えているのだ
限定販売なので厳密な値段を出すことは難しいが・・・
まぁ、そのくらいの価値があるようなのだ
フラッグシップモデルの30万円台半ばには及ばないが・・
それなりに高級ギターだといえる気がするのだ
ちなみに私が支払った金額は内緒なのだ
私のギターのベースになっている市販モデルの価格くらいだと想像していただきたい
楽器店のギターの先生もコレクションの一本として衝動買いしたらしい
ここまではアリアとアイバニーズのリポートなのだ
実はレスポールも手を加えてさらに弾き易いギターに仕上げたのだ
以前にブログでレスポールのコンター加工をご報告したと思う
”レスポールにコンター加工・・”
に衝撃を受けた人も多いと思う
特に問題なく使っていたのだが・・・
他のギターに比べて、微妙に弾き難さが残るのも事実なのだ
ポイントはコンター加工の部分なのだ
以前は体に食い込む部分だけを暫定的に削り取っただけだったのだ
今回はさらにコンターを深く削り込み、デザインにも意識を注いだなのだ
エンド部分にかけて流れるようなラインを作りだしてみた
作業は毎度おなじみの100円グッズなのだ
すべて手作業というのが私流なのだ
削り取った部分の色が異なって見えると思うが・・・
まだオイルステインを一回しか塗り込んでいない状態なのだ
塗っては乾かしという作業を何度も繰り返す事で自然に色が定着してくるのだ
ちなみに品評会に出展するわけでもないのでこの状態でも特に問題はない
ヘッド部分も現在では見慣れた感じになってきたのだ
「ギブソンヘッドもカッコいいけどこれも中々良いなぁ・・・」
と自己満足しているのだ
楽器店で他のエピフォンを見かけるとついついヘッドの形状が気になってしまうのだ
ギブソンヘッドを容認できない本家は若干だが心が狭い気がする
如何だろうか?
その点ではフェンダーは寛大だと思う
自社の製品に絶対なる自信を持っているのだと思う
実際のところ、脱初心者レベルの耳があればジャパンと本家の音は明確に聴き分けられると思う
形はそっくりなのにまったく異なる音・・・
ギターは摩訶不思議なものだと思う
楽器店でちょこっと試奏してもあまり実感できないと思うのだ
実際に購入して自分好みに調整を終えた段階でその歴然たる差に気付くのだと思う
私のストラトもどちらかと言えば変わり種の部類に属すると思うが・・
それでもUSAの音がするのだ
パーツの選定と組み上げ方が根本から異なるとお兄さんが言っていた
脱線してしまった・・・
削ったり塗ったりなどの無茶なチャレンジができるのも中古ならではなのだ
表面のメイプル仕様もある意味では1点モノなのだ
『木目オタク』としてはアリアやレスポールのトラ杢にシビれてしまうのだ
ベタ塗りにはない魅力があると思う
付属のハードケースもかなり良いコンディションだった
おそらく前のオーナーは外に持ち出していないと思う
取って部分が擦り減っているくらい貧相なものはない
使い込んだケースを誇らしげに自慢している人がいるが・・
まぁ、汚いものは汚いのだ
まったくギターを知らない女子が見ても美しいと思えるところを目指したいのだ
「キレイな木目よね~ これで1万円ならいいんじゃない?」
・・とは妻の率直な感想なのだ
1万円という価格に納得しているのだと思うが・・
このケースはすでに生産が終了しているのだ
楽器店のお兄さんもケースを褒めてくれるのだ
「本家ギブソンの純正より品質が良いですよ・・」
まぁ、お世辞だと思うが・・悪い気はしないのだ
流石に本家ギブソンを数本所有しているお兄さんはエピフォンの音を素晴らしいと言えないようだ
「エピフォンにしては良い音をしてますね・・・」
これが限界なのだ
音の密度に多いに関係があるボディを削ったのも音色的にはNGのようだ
実際のところ、どうだろうか?
演奏のプロでもない楽器店のお兄さんや私にはそこまでの違いは分からない気がするのだ
言葉は悪いが・・・
下手な人が弾いたギブソンよりも上手な人が弾いたエピフォンの方が良い音がすると思う
ギター本体の音を最大限に引き出すのはやはり最終的にはテクニックに尽きるのだ
先日、楽器店で40万円相当のレスポールを弾いている中年のオジサンに出会ったのだ
この価格帯のギターを好む人は2タイプなのだ
プロ並みに上手いか・・
否か・・・なのだ
そのオジサンは残念ながら後者なのだ
それでも語っているのだ
「このレスポールっていい音するね~♪」
相当に気に入ったようで分割払いで購入していた
結局のところ、素人のレベルは私を含めそんなものなのだ
ネット上でエピフォンを酷評している人の腕前も知れているのだ
たぶん・・
ちなみに楽器店でヒーローになるには低価格帯のギターとアンプでカッコ良く演奏する事なのだ
フェンダージャパンのストラトモデルとエピフォンのレスポールで上手く弾ける人は何でも使いこなせるのだ
アリアから取り外したピックアップが余っているのだ
レスポールに取り付けることも可能だが・・・
ルックス的にあまり好きにはなれないのだ
やはりレスポールにはカバードタイプのハムが良く似合う
音的には若干非力ではあるがそれが良いのだと思う
ギラギラとしたロック系のエレキが3本あっても仕方がないと思う
ストラトとレスポールは純正の良さを最大限に引き出したいと考えているのだ
特に音に拘りが無ければアリア1本でも事足りるのだ
シングル、ハム、ハーフトーン、アームプレイさえもこなしてしまうのだ
それでも他のギターが欲しくなってしまうのがギター好きの性なのだ
ちょっとだけピックアップについて触れておきたいと思う
ジャズベのピックアップの楽器店にて正規輸入の製品を購入したのだ
検索が得意な読者の皆さんはお気づきだと思うが・・・
ネットで販売されているピックアップと楽器店で販売されているピックアップには大きな価格差があるのだ
すべての製品ではないと思うが・・・
アジアの某国で生産されている『類似品』も多数出回っているという噂を聞いたことがある
もちろん、製品には堂々とブランドネームが印字されているのだ
特に臆することもなく生産されているのだ
「ダンカンの○○だぜ~」
という感じで自分のギターに取り付けてみるも変化を感じない場合があるのだ
当然といえば当然なのだ
正規品にはこのような保証シールで封印されているのだ
読者の皆さんがネットで購入した製品にこのシールが貼られていない場合には正規品ではないという事なのだ
このシールが貼られていて格安ならば良い買い物をしたということになる
まぁ、シールに細工をする事も容易いと言えるが・・・
何を信じれば良いのか?
最終的には自分の耳ということになると思う
先にも述べたがボディとのマッチングも重要なのだ
正規輸入品にも関わらず、ほとんど変化を感じない場合も少なくないのだ
最悪の場合、純正品よりも体感的に劣る場合もあるという
楽器店のお兄さんに言わせれば・・
ピックアップ選びは・・
”自分探しの旅・・・”
らしい
芸術家肌のお兄さんが言いそうなセリフなのだ
実際のところ、私も同感なのだ
私の場合にはピックアップというよりはギター選びになると思う
以前にもお話したがアリアのフレットがかなり擦り減っているのだが・・
楽器店のお兄さんはまだ使えると言うのだ
「交換はできますけど・・勿体ないですよ」
「音詰まりが発生するまで使ったらどうですか?」
という見解なのだ
アイバニーズが非常に弾き易いので同じフレットに打ち換えようと計画していたのだ
ちなみにアイバニーズの上級モデルのほとんどがジムダンロップの6100というジャンボサイズを採用しているのだ
スティーブヴァイも同様のフレットを好んで使っているようだ
耐久性と音質を両立した優れモノなのだ
「打ち換えるにしてもジャンボじゃ面白くないですよ~」
「個人的には違うタイプをお薦めしますね・・」
ピックアップと同様にギターに個性を持たせるのがお兄さんのコンセプトらしい
弾き易さや音質の均一化を目指す一流のプロとは違うのだ
色々なギターを気軽に楽しめるのも素人ギター弾きの特権だといえる
速弾きも楽しみながら弾けば良いと思うのだ
コンテストでもなければ競争でもないのだ
余談だが・・ジャンボフレットは非常に速弾きに向いている仕様なのだ
もちろん、上手い人が弾けばという前提ではあるが・・・
幅が狭く高さが低いフレットは音が抜けるという傾向がみられるのだ
カッティングなどではキレがでるのだ
一方のジャンボは指運は楽だが音がこもる傾向がみられると言われることが多い
まぁ、私の耳のレベルでは判別できない
結局は演奏性と好みだけで判断しているのだ
ストラトも伝統的なモデルは低く小さいフレットが採用されている場合が多い
ストラトの特性や演奏スタイルにマッチしているといえる
私のストラトはミディアムジャンボという特殊なフレットが採用されているのだ
ストラト以外のジャンルにも対応できる万能なギターを目指した結果だと思う
かなり気に入っているので次回の交換の際には同様のフレットをオーダーするつもりなのだ
一気に書ききってしまった・・・
久々の長文だが最後まで熟読してくれた方々に感謝したいと思う
音源を楽しみにしている人も多いと思うのだが・・・
もう少々お待ちいただきたいと思う
各ギターの比較が分かり易い音源を考えているのだ
ピックアップ交換などの参考になれば幸いだと思う