テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ギター的な雑記

2023年09月26日 | 楽器
YouTubeで某一流プロが廉価のエレキを弾いている動画にヒットした

弾いてみた~動画もプロはひと味違う

「やっぱりプロは上手いなぁ」

上手いプロが弾く3万円のギターと下手な人が弾く60万円のギターならば
間違い無く前者の方が良い音を奏でる


今更だがギターを弾いているのは人間なのだ

ギターをコントロールする弾き手がいなければギターはただの飾り物

何となく理解しているようで実は分かっていない人も多い

身の丈を知ることでギターはより一層楽しくなる

ギターにとって必要なことは何か?

お金をかけて高額な改造をすることか?

今よりも値段が高いギターを買うことか?

答えはひとつ

とにかく弾くこと

弾かなければ正解も不正解も分からない

多くの素人ギター弾きは迷っている

ギターに触れる時間が短か過ぎてまったく進歩していない

気がつけばギター数十年経っているにも関わらず進化していない

それに気づいているのは自分自身なのだ

「高いギター買えば何とかなるかな?」

という人はまだマシだと思う

僅かながらも向上心が残っている

重症はギターを買うでも弾くでもない人

部屋に置いてあるギターをチラッと見て安心しているのだ

「今日も俺のギターはカッコイイぜ♪」

何となく気持ちは分かる

そんな日々を何年も何十年も続けているのだ

変わっているのは鏡に映る自分

何十年も前に買ったギターを抱えて鏡の前に立ってみる

ステージに立つ自分をイメージしたこともあると思う

拍手や喝采を浴びる自分の姿を想像したこともあると思う

ギターを始める時に万人が思い描くイメージなのだ

「ギターを弾けば友達ができるかな?」

「ギターが上手くなれば女子にモテるかな?

何かひとつでも実現しただろうか?

私もたまに自問自答することがあるのだ

これといった形にはなっていないがギターが好きという気持ちは持続している

僅かではあるが若い頃と比較して自分レベルで進化している

反射神経の関係から速弾き系は諦めた

練習している過程で疲れてしまう

指が疲れるというよりは気持ちが萎えてくる

「俺って何でこんな練習してるの?」

私の年代では速弾きが上手い人はヒーローだった

自分はそんなヒーローにはなれない事に気づいた

気づきも進歩だと思う

私は常に自分の立ち位置を意識している

自分の技術的なレベルがどの辺りなのか?

自分のギターに関する知識はどのレベルなのか?

疑問符ばかりだが・・

ギター道は迷いの道でもある

場合によると一生迷うということもあり得る

自分が好きなジャンルを見つけられたことは良かった

ブルース好きは数多いるが何故だか私の周囲には少ない

ブルース畑に一歩も足を踏み入れたことがない人も多い

中学生や高校生でRockに目覚めギターを始めた

そこで思考が停止している中年おじさんも少なくない

見た目はおじさんだが脳内は若者・・

という人がギターを趣味にする人には多い

まぁ、私もそんなひとりであることに違いはない

ギターを弾いていて何となくモヤモヤすることがある

「俺って少し幼稚かなぁ?」

ギターという趣味が少し稚拙に思えることがあるのだ

街ゆく学生さんがギターを背負っている姿を微笑ましく感じる反面で自分を重ねて複雑な気持ちになることがある

ギターを弾けない人やギターがあまり上手くない人の前で演奏する機会がある

その刺すような憧れの眼差しに少し恥ずかしくなることがある

「いいなぁ、そんなに自由にギターが弾けたら楽しいだろうなぁ」

ギターを弾いていて良かったと思う時でもある

今の私にとってギターは日常なのだ

空気を吸っているような感覚に近い

意識して呼吸している人は少ない

「もっと上手く空気吸ってやるぞ!」

という人はいないと思う

漠然と上手くなりたいという気持ちはあるが気張って練習する気はない

”楽しんでギターを弾く・・”

ということが軸になっている

向上心を忘れたわけではない

競争心を脱ぎ捨てたことで気が楽になった

たまにYouTubeなどで上手い人の演奏動画を観ると少し嫉妬する

ギター弾きとしてごく正常な心理だと思う

ギターを趣味だと言いながらそんな気持ちも失せてしまった人は可哀想な人

そんな人に所有されているギターはもっと可哀想だと思える

ダメな親の元に生まれてきた子供に似ている

子は親を選べない

ダメなギター弾きに買われたギターが日の目を見ることはない

表舞台で活躍することもなくその一生を終える

ギターが好き過ぎるとギターを擬人化したくなってくる

ギターにも感情があるように思えてくる

ギターは思いに応えてくれる

廉価なれど、丁寧に弾き続けたギターは応えてくれる


このギターの前身を知らない人は生い立ちに驚くのだ


ポリ塗装なれど弾き過ぎてボディにクラックが入ってしまった

腕で擦れる部分の塗装が剥げてしまった

元々はレリック加工の素材として購入したギターだが結果としてレリックとリアルが良い感じで混在している

外に持ち出す時にはこのギターで十分

太い音がRockからBluesまでカバーする

守備範囲が広いギターに成長したのだ

ピックアップや電装系の改造が良い方向に作用している

正直な話、弾かないギターの改造は無駄

弾かないギターに改造を施したところで結局、弾かないで終わる

良く弾くギター、良く手にするギターこそ改造すべき

お金をかけるべきだと思う

手が伸びるギターは良く鳴るギター

良く鳴るギターを作るには?

結局のところ、弾き倒すしかない

たまごとニワトリの関係に似ている

弾かない人、弾けない人の多くに不足しているもの

それは創意工夫

弾く為の仕掛けを考えてみたことがあるだろうか?

友達がいないならば機械と友達になればよい


機械は自分のわがままや都合に合わせてくれる

練習用のアンプがないならば買えば良い


自宅で弾くならば電池駆動のアンプで十分

むしろ、こんなアンプで良い音が出せるように工夫する

練習ではな工夫なのだ

小型のアンプで腰がある太い音を出すには?

ピッキングのスキルが求められる

ピッキングのスキルが向上すれば実機のアンプも楽しくなる

特に小型のコンボアンプの扱いが上手くなる

世のアンプはマーシャルだけではないのだ

意外に知られていないが有名なギタリストの多くがレコーディングでは小型アンプを好む

ステージでも映えと実際の音は異なる

偉人たちの実話なども参考に音作り再構築しても楽しいと思う

ジミヘンもクラプトンも蘊蓄や伝説のエピソードが山のようにある

私もそんな話が大好物なのだ

事実を知って改めて音を聴き直すという作業も楽しい

ハムバッカーで弾いていたと思われていた曲が実はストラトだった

そんな逸話も少なくない

創意工夫と技術でシングル系のギターでもハムのような音が出せるということ

クラプトンは身をもってそれを実践してみせた

ジミヘンの音の秘密は左利きとリバースヘッド

もちろん、類い希なる技術もあるが上記の条件をクリアしなければ肉薄した音は出せない

ジミヘンの大ファンだが使い勝手が悪いリバースヘッドのギターを買う勇気がない

中途半端な価格のギターならば不要

ジミヘンを弾く時には騙しだましノーマルヘッドのストラトで弾いている

ジョン・フルシアンテもジョン・メイヤーも普通のストラトでジミヘンをコピーしている

その事実が辛うじて私の気持ちを落ち着かせてくれる

ギターの沼は深い

踏み込んだら抜け出せなくなる

私は散財の沼から這い上がってきた

今は金銭感覚は普通に戻った


ここ最近は消耗品くらいしか買っていない

先日、ギタースタンドを二本買った

まぁ、スライドバーも買った

ちょこちょこと買っているが小物なのだ

ギター本体の購入に欲が湧かないのは何故だろうか?

自分でも良く分からない

良いギターを買っても劇的に向上しない自分を自覚しているのだろうか?

いまさら、若いギターを育てる元気がない自分を自覚しているのか?

話は変わるが・・

憂歌団の『嫌になった』のソロアレンジを煮詰める為にYouTubeを覗いた

完コピ系の人が多いのもYouTubeの特徴のひとつだと思う

「この人上手いなぁ」

という達人もチラホラ・・

良い意味で刺激を受ける

やはりギター弾きとしては音が欲しい

リアルを感じていたいと思う

料理レシピからギター演奏までYouTubeにはお世話になっている

最近はショップでも商品の紹介にYouTubeを用いることが多い

廉価なギターは笑ってしまうくらいに音が薄っぺらい

マイクの性能が上がったのだろうか?

廉価なギターを愛用している私の耳にはどこか懐かしい響き

逆に高価なギターを上手い人が弾いている動画には心惹かれる

単純にマイクを一本立てているだけなのか?

録り音に後処理でエフェクトをかけているのか?

明らかに良い音だと感じられる動画には心惹かれる

YouTubeの投稿動画も千差万別、十人十色だと思う

個性があって楽しいと思う

最近は買ってみた動画が少なくなったような気がする

個人的には嫌いではないが・・

「おいおい結局弾かね~のかよ」

という視聴者も少なくなかったのだろうか?

弾けないのにギターを買う人がいるのも事実

これもギターの不思議なのだ

買ってから練習しようと思っているのだろうか?

まぁ、私も最初の一本を買った時には曖昧な感じだった

コードを二つくらい押さえられる状況で買った

私が良いところはそんなギターを何十年も続けていること

ブランクはあれど何だかんだで40年以上続けている

そんなに弾いているのにギターに飽きない

飽きない理由はなんだろ?

弾き手を飽きさせない魅力はなんだろう?

答えはひとつ

ギターが楽器であることを確信したから

つまりはギターを弾けると実感出来たからなのだ

なんでも良いと思う

とにかく、一曲を最後まで弾き切ってみる努力が必要だと思う

中途半端は何事においても良い結果を生まない

何かの縁でそのギターと出会ったのだ

ギターは楽しく演奏されることを望んでいる

何も形になっていない状態で改造に踏み切る人も多い

初心者に多いパターン

繰り返しになるが形になってから次のステップに移行するのだ

改造が必要なのか?

買い換えが必要なのか?

正直な話、ギターが上手く鳴らせない人にその見極めは難しい

ポテンシャルを引き出す最大の努力を惜しんではダメだと思う

運転が下手な人に限って持て余すような大きな車を好む

何故だろうか?

近所にもそんな人がいるのだ

狭い道での行き違いで困惑することがある

まぁ、ギターの場合にオーバースペックでも誰にも迷惑はかけないが・・

何となく滑稽に映ることも多い

私の知り合いにもそんな人が多い

口を開けば購入時の話ばかりなのだ

耳たこなのだ

私が聞きたいのはそういう話ではないのだ

長くなったのでこの辺で・・・😉 









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