クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

それが答えなのかも知れません

2016年09月10日 | ヘアケア
今朝、TV番組に山中教授が出演されていました

IPS細胞に秘められた未来の再生医療の可能性によって多くの人が救われるようになると、どんなに良い事でしょう

その中で、気になったのがMCの方が「IPSの他の研究は進んでいるのでしょうか?」について山中教授は「毛髪再生として毛根を再生するような研究もされると思います」と話しました。

さらにMCの方が「それは喜ぶ人が増えるでしょうね。何時頃の話になるのでしょうか?」と言う問いに対しては明言を避け「まず命にかかわる病気の研究から」とお答えになりました(既にS社は研究に取り組んでいますが)

実は、これと同じような答えを15年ぐらい前に聞いたことがあります

それは、ある皮膚科医の先生が「病院では脱毛の明確な治療研究は進まないよ。それは命に関わる病気ではないのだから」と言われたことを、私は今でも覚えています

つまり病院では「脱毛症は治せない」それが答えなのかも知れません(本当に残念です)

いずれにしても、研究はまず男性の育毛から進み、女性や小児の研究は先送りになることは間違いありません。

その理由は育毛剤の売り上げとの関連があるのです。

現在でも男性用の育毛剤の販売量は女性用に比べると圧倒的に多く、例えIPS細胞で毛髪が再生されるようになったとしても、やはり利益が最優先されることは間違いないでしょう

その理由には「命に別条が無い」と考えられている時点で単なるビジネスチャンスと捉えられているからです。

でも、美容現場では本当に困っている女性やお子様が意外にも多く、全頭髪を失った方からは「鏡を見る度に死にたくなりました」と何度きました

今までに改善された方からは、女性にとっての毛髪の大切さを実感して下さり「本当に良かったです」と喜んでおられます。

だからこそ毛髪を扱う私達美容師は悪戯に髪や頭皮に負担を掛けるような施術やヘアケア商品に警告を促し、女性やお子さんの髪の健康を守ることに努めないといけないと思っています。
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