クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

真面目な人ほど・・・

2016年09月28日 | ヘアケア
昨日は遠方の方からシャンプーについて、ご相談がありました

お電話での対応となりましたが、とても真面目で感じの良い方でした

お話を伺うと、F社のHMシリーズの商品をお使いとの事ですが、私が「シャンプー剤を、お風呂に入れるよう美容室から指導を受けましたか?」と伺うと「ハイ」とお答えになりました

最近は、このメーカーの大量販売の戦略としての同様な指導が気になります

もし、同じような使い方を勧められ今でも続けている方のために、お伝えしたい事があります。

1、シャンプー剤を大量にお風呂に入れても体内の毒素を引き出すデトックス効果はなく、その事で脱毛症が改善される事などはありえません。

2、シャンプー剤をポンプフォーマーに入れて泡パックとして、しばらく放置する事で「デトックス効果が上がり、頭皮にブツブツが出来たら好転反応だ」と言うサロンがあるそうですが、それは間違いなく頭皮湿疹(アレルギー)です

それは界面活性剤には汚れの原因である皮脂(タンパク質)を溶かす作用を持たせていますが、頭皮(皮膚)もタンパク質である以上、界面活性剤が付着している時間が長くなればなるほど皮膚の溶解性が上がり頭皮は薄くなり、バリア層の破壊にも繋がるのです(過敏性になり、アレルゲンの侵入もしやすくなる)

つまり、どんなに優しく低刺激性の界面活性剤でも、その目的は皮脂(タンパク質)の溶解性なので、できるだけ素早く綺麗に洗い流すことが鉄則です(人間にとっては遺物だからです)

製品の良し悪しもあるけれど、それよりも大切な事は使い方にあるのです

実は先週から今日にかけて、F社の同じような問い合わせが何軒もありました

それを思うと、このメーカーだけではなく、それを紹介している美容室もいずれはお客様が離れて行くことは間違いありません

何故なら、F社の指導で良い結果が現れているのなら、わざわざ当店に問い合わせる必要は無いと思うからです

でも、これまでにお問い合わせ頂いた全ての方々が、とても真面目な方であり、間違った指導であっても忠実に続けています。

私達は、このような出来事に警告を促し、一人でも多くの消費者や美容室オーナーを救いたいと思っています

コメント
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