クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

化学物質過敏症

2006年12月26日 | 美容について

現在「化学物質過敏症」の方の数が急増しています。

昨日のニュースでは看護師さんが消毒薬の影響により化学物質過敏症になり病院側を相手取り告訴したとありました。

現在の医療現場でも様々な化学薬品が氾濫し、病院で働く人も危険にさらされています。

そのため、病院によっては化学薬品の消毒から、医療用の強酸化水などに変更し副作用の軽減をしているところもあるようです。

しかし、そのための設備投資や器具設置場所の問題などで、まだまだ全ての病院が採用しているわけではありません。

この事は、美容師にも例外ではなく、様々な化学薬品を大量に使う美容室では、その危険度はさらに増しています。そのため、美容師を辞めなければならない人の数も増えています。

その、全ての原因は粗悪な薬品や設備投資を懸念する「利益追求型」の経営にあるように思います。

今では、医療現場や美容室も働く人の安全確保の知識や対策が、患者さんやお客様の安全を守る事にに繋がると思います。

今後、これらの危険性がある職業に就く人は、経営方針や設備を良く見て、安全に働ける場所を選んでくださいね。

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「素」の美しさ!

2006年12月20日 | 美容について

先日、USJのクリスマスツリーを見に行きました。

その日は韓国の修学旅行生が、たくさん来ていて、楽しそうに遊んでいました。どこの国でも学生さんは、とても元気で可愛いものですね。

良く見ると、韓国の女子学生さんの、髪がとても美しいことに気づきました。

これは、日本と韓国の、化粧品の違いによることを象徴しています。

現在、日本ではメイク・ヘアカラー・パーマを施すのが低年齢化し、髪やお肌の損傷が激しくなりました。

その為、それを擬似的な「艶」や「手触り」でごまかす為の、シリコン剤が瞬く間に普及しました。

実は、その事が日本の女性の髪の抜け毛や薄毛の増加の要因でもあるのです。

最近では、さらにコーティング力の強いポリマーなどが配合されているシャンプー剤も増え、パーマやカラーの施術が困難になり、多くの美容師さんが「14日間で修復・・・」とか、人気グループの歌に合わせて髪が揺れているCMのシャンプー剤には「困ったものです」と嘆いています。

これらのコーティング剤が普及した理由はコストが安く、簡単に「艶や手触り良く見せる」と言う化粧品メーカーの思惑と、過度の美容施術により毛髪の損傷が激しくなり、コーティングをしないと、枝毛や切れ毛を隠せないからです。

つまり、進化した薬品の恩恵を受ける代わりに健康は奪われてしまっているのです。

現在、アジア諸国での化粧品の製造量や流通量は日本が圧倒的にトップです。

その為、その分野においては、少し遅れている、韓国の女子高生のノーメイクと真っ黒のストレートヘアが、とても初々しく美しく思えましたのかも知れませんね。

でも、これは昔の日本人女性の象徴では無かったのでしょうか?

その日は素材美の持つ「素」の美しさを改めて感じると共に、その価値を韓国の少女たちに教えられたような気がします。

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