最近はパソコンの普及により、化粧品原料についてもたくさんの情報が得られるようになりました。
それでも、全ての情報が正しいわけではありません
例えばBGなどの溶剤にも多くの誤解があり、全てのBGが悪いわけではありません。
今でもパソコンでBGを検索すると「BG(1.3-ブチレングリコール)は第四類第三石油類(水溶性)であり石油から作られるエチレンに水を付加し、エタノール(アルコールの一つ)を合成する」なんて恐ろしい文章で表現されているものもたくさんあります。
確かに私がいつでもこだわるように石油ベース(鉱物系)の最大の欠点は水に溶けない生分解性に問題があります。
しかし、近年のアレルギー疾患の増加に伴い、各原料メーカーさんも生分解性・眼粘膜検査・経口検査などの厳しい基準をクリアしているものを作るようになりました(日本製に多い)。
もちろんアレルギーを持っている方(私もそうなんです)にとって大変な事ですが、それらの症状を持っている方が増えたことにより、安全性の高い原料が増えてきたこと(世の中を動かした)は間違いありません。
ちなみにセーヌ・シリーズにもBGなどが配合しますが、このBGの由来はサトウキビから精製した原料を配合しています。
今までの石油ベースのBGに比べると原料価格ははるかに高い(価格は明記できませんが)のですが、このBGはエコサート認証を得て安全性に高い評価をもらっています。
そんなわけで、セーヌ・シリーズやラ・ポーデュベベのシリーズは原材料の全てが動植物から抽出し、その原料の一つ一つの安全性を検証しながらベストなチョイスにより開発しました。
今日は化粧品原料メーカーさんの名誉のためにも、従来のものよりも安全性が高いものを開発している事実を報告もしておきます。
但し、それなりに全ての原料が高価なため、商品の価格は高くなるのですが、そこに価値を感じることが出来たなら、将来の健康のためにも良い買い物であることは間違いありませんね。
それから、どんなに安全と言われても、化粧品は化学薬品の集合体です。
もしも、ご自身が敏感肌などで心配と感じられた場合は、必ずパッチテストを行うことをお勧めします。