今日は微調整をしたサンプルが届きました
随分と市販バージョンに近づいてきまいた
先に開発したシリーズとの住み分けも考えていますが、新たに採用した原料がドンピシャだったのか？乾燥後の手触りや艶は物凄く抜群です
今までも色々と開発し好評を頂いていましたが、今回は本当に自分のわがままで高価な原料をふんだんに使ったせいか、物凄く良い感触に自分自身もちょっとビックリ
これが商品化されたときに使っていただくお客様の笑顔を思いながら、もう少し頑張ります
今後の進展も楽しみにしてくださいね
新商品の開発は、その後いくつかのパターンを作りながら、使用感なども向上してきました。
今時の原料はある意味、本当に優れていて複雑に合成さた物をほん少し配合すると、ビックリするくらい簡単に「ツルツル・サラサラ・ピカピカ」になります（床に落とすと床までツルツルで危険です）
そんな感触が一般には受けるのでしょうか？でも副作用もたくさんあるのですが・・・・・
でも、私たちはそんな原料に惑わされず、天然成分由来の原料を中心に安全性と使用感のバランスをとる事で良い結果を得られるよう開発しています。
ただ、誤解の無いように説明しておきますが、化学薬品＝悪者と思っている人もたくさんいると思いますが、化粧品の原料は、そのほとんどが化学合成された原料から作られます。
「それなら全て悪者？」って事になりますが、それは一概に言えません。
なぜなら天然素材１００％で作っても、防腐剤を配合しないと腐敗してしまい、商品としては成り立たないからです。
問題はその原料が人体にどれ程の影響与えるか？そして生分解性はどうなのか？などにより、安全性が変わってきます。
また、天然成分＝安全と思われがちですが、例えば小麦や卵などは自然食品であってもアレルギーを起こしますし、蕎麦などはアナフィラキシーショックなど命に関わるような物もあります。
ヘナの染毛剤は安全と思い込み、安易に行なう事で、アレルギー被害の報告がたくさんあることも、天然素材＝安全と言う思い込みに問題があるのかもしれませんね。
その意味では天然成分１００％よりも天然成分由来の合成原料の方が厳しい基準で安全性のテストを行いクリアしているものがたくさんあることも知っておいて下さいね（ただし本当に安全な物を見極める事が重要ですけどね）
ところで、今日は新商品のチャレンジテスト（抗菌テスト）の検査結果が届きました。
結果はＯＫだたのですが、実はこの抗菌テストが育毛にとっても、とても重要なのです。
と言うのも、化学合成の防腐剤を配合せずに、植物由来の原料の数種類の配合バランスだけで防腐させる処方を開発したのですが、それが今回の抗菌テストの合格だったので本当に嬉しかったです。
今回のテスト結果の重要な点は、生分解性と、バランスの良い抗菌能力（生菌）により商品の腐敗に対しては抗菌しながらも、皮膚常在菌の生存が可能になる事です。
一般に配合されるパラペン・フェノキシエタノール・安息香酸は簡単に抗菌（それは驚くほどに）ができるのですが、その強い殺菌力により、大切な皮膚常在菌まで死滅してしまうため、皮膚バリアが破壊され、アレルゲンの侵入や角質層の破壊などが起こり、痒みや異臭の原因や線維芽細胞の破壊などにより新生毛の発毛の妨げにもなるのです。
今回の抗菌テストは、その商品が育毛にも重要なポイントを置いているため、本当に良い結果が出たことに喜びを感じています。
女性の薄毛や脱毛症に悩みを持つ方々のためにも着実に開発を進めていきたいと思っています。
では次回の報告も楽しみにしておいてくださいね。
