バスの中でも話題になるなんて・・・

今日、お越しになったお客様のお話をそのまま書きますね

「この前バスに乗ったら○○さんに会って髪の毛黒くなったね。何を使ってるの？と聞いたら『養毛剤塗ったら、たくさん黒いのが生えてきた！髪もたくさん増えてね～』と言われたから、どこで買ったの？と聞くとクレールさんで買ったよと言ってたよ。○○さんもココに来てるんやね？それで、その養毛剤はどれですか？」と聞かれました

私は「養毛剤ではないけど、こちらです」とお見せしたら「それ買って帰ります」といわれました勿論、シャンプーとセットで。



その方は確かに白髪が増えていましたが、最近になり黒くて元気な髪が生えてきたことも事実です
それは今までのヘアケア商品を替えた事で頭皮の環境が整い本来の活性能力を取り戻す事が出来たからだと思います

全ての方がそうなるとは限りません。遺伝性のものならば白髪になるのは仕方が無い（正常）ですが、何らかの原因により本来よりも老化が進んでしまう事があります

その大半がヘアケア商品による物だと思います

今回の方のようにセーヌにより頭皮の環境が整う事で毛母細胞が若返り、そのような良い変化が起こる事もありうるでしょうね

少なくともクレールでは珍しい話ではないのですが、バスの中で話題になるなんて・・・
そ言うお客様も「髪が綺麗ね～。どこで買ってるの？ってよく聞かれるわ～」って言っておられました。

この次にご来店下さった時には、宣伝して頂いたお客様に「ありがとうございました」と言わなくちゃ

むしろ恥ずかしい！

今日テレビを見てたら、あるメーカーのシャンプーのCMで「何で頭皮だけスキンケアを気にしなかったんだろう？同じ肌なのに」「スキンケアするように頭皮を洗うシャンプー」と言うセリフが耳につきました(勘違いしないで下さいね。この商品が良い訳ではありませんよ)

そんな事は髪が何を基に、そして何処で作られているのかを考えれば直ぐにわかる事なのに、今まで考えて来なかったのは、むしろ化粧品メーカーの方では無いのだろうか。
いまだにシャンプーを化粧品では無く洗剤と思っているメーカーもたくさんあるぐらいす。

私達はもう30年以上も前からその事を訴えてきたのに、安くて便利と言うだけでシリコンてんこ盛りの商品を販売しつずけてきたり、育毛剤をたくさん売ったりと、女性の髪や頭皮を無茶苦茶にしたのは多くの、そして大手の化粧品メーカーに責任がある事は間違いありません。

もし育毛剤が肌に安全だと言うのなら顔にも美容液のようにタップリ塗布しても大丈夫なはずなのに説明書の注意書きには「頭皮以外には付けないでください」と書いてある。

余談ですが、先日クレールのお客様が「スカルプローション(頭皮用)とべべローション(スキンケア)を間違えて使ったけど大丈夫ですかね？」と電話がありました。
もちろん私は即答で「大丈夫ですよ」と言いました。
なぜなら、この二つはベースが同じものであり、スカルプローションは毛髪の発育に特化した原料を追加で配合しているからです。
後日、その方から「頭用のを顔につけたけど物凄くツルツルしてたよ(笑)」と言っていました。

この事からもお分かりいただけるように、シャンプーで洗顔しても頭皮ローションを顔につけても、全く問題の無いような商品こそが安全であり、そんな商品を自分のお客様にお勧めしたいと考えてきました。

でも、そんな商品が無かったので私は自分で商品を開発することにしました。
その結果、セーヌやラ・ポーデュべべのシリーズが生まれ、今ではたくさんの方々に喜んで頂いております。
このCMを見たら、とても新鮮な言葉に聞こえるかも知れませんが、そんな事は当たり前のことであり、今更宣伝すること自体がむしろ恥ずかしいことだと私は思いました。

安い物には害がある？

今日、テレビを見ていたら「マクドナルド復活へ新戦略」と題してその裏側にスポットを当てていました。
でも、消費者の失った信用回復は難しいと見られ、街頭インタビューでも「もう行かない」「信用できない」「他にも良い所があるから」などの厳しい意見が相次いで聞かれました。
何度となく繰り返された低価格競争ゆえの、消費者への裏切り行為により、さすがのマクドナルドもかなり厳しい局面を迎えていることだけは確かである。

そして、ここに来て100円マニキュアの問題は低価格商品での安全性確保の難しさを露呈してしまいました。

この件でコスト削減による安全性への疑念は確実なものとなり、より慎重な商品選びが行われていくと思われます。

私は、ここ数年通う様々な店は決まってオーナーさんが1人で切り盛りしている個人商店です。それも一見ちょっとへんこつな・・・(笑)
それには自分が商売をしているからこそわかる、オーナーの責任感や意気込みを感じるからです。

「安ければいいだろう」と言う大手チェーン店のそんな横暴な商法にピリオドが打たれる日もそう遠くは無いのかも知れませね。

パッチテストについて知っている事？

ヘアカラーの危険性がニュースとなり波紋が広がっています

それまではパッチテストについても、重要性を感じていなかった美容師や消費者の方々までもが気にするようになりました、
昨日も私の師匠のところには朝から問い合わせが殺到したようで「電話の対応が大変や」と話しておられました
しかし、その一方で正確なパッチテストの方法もあまり知られていないようなので簡単に書いてみようかなと思います

まずパッチテストには大きく分けてオープンとクローズドの２種類があります

オープンパッチテスト
検査する物質を皮膚に塗布し、そのまま乾かす。美容室におけるヘアカラー剤のテスト方法に使われる物なので、上腕の内側に使用する薬剤と同じ物を塗布し48時間放置し、反応を見る（但し反応は弱く正確性に欠けるのが欠点である）

クローズドパッチテスト
検査する物質を皮膚に塗布し、その上を布で覆う。これは傷絆創膏の裏に検査物質を塗り上腕の内側に貼り付け、その上を布で覆う。４８時間後に傷絆創膏を剥がし、その後30～2時間後に反応を見る。反応は紅班（＋）紅班＋浮腫（＋＋）紅班＋浮腫＋丘疹（＋＋＋）大水疱（＋＋＋＋）などの判定基準が細かく分けられ反応が早く強く現れ、また一度に多くの検体を検査できるのも特徴的です。ただし絆創膏にかぶれる事などがあるため注意が必要です。
上記のほかにも細かくアレルギーの検査方法がありますが、一般に美容室で行われるパッチテストはオープンパッチテストと言えわれている方法です。

でも意外と知られていない事はパッチテストの有効時間です

厳密にはパッチテストは48時間放置し、その後直ぐに施術を行わなければならないようです
それは基本的に人の体調が食べ物や化粧品などに触れる事で直ぐに変化するためです

それは、ある日突然に花粉症や食物アレルギーを発症するのと同じように・・・

ですが、現実問題としてこのような方法を毎回自宅や美容室で行う事は困難だと思われます

また、昨日の新聞にも過去５年間で軽度の物から重篤な物までを併せ年間154～238件のアレルギー報告がると書かれていましたが、この数字は食物アレルギーの患者数とは比較にならないほど少ないのですが、現実そのような問題で困っている方がたくさんいる事を忘れてはならない重要な出来事なのです

いつも思う事は、このような事例は直ぐに風化してしまい、例えば数年前にもあった小麦のアレルギーなどは、ある石鹸の原料の一部に小麦が含まれていたと言うことでしたそれもごく僅かな量で・・・

今回のヘアカラーの問題は、アルカリカラー剤が良くないと言う印象を与えられていますが、実はヘナやヘアマニキュアなどでも十分に考えられます（例えば『昆布エキスで染まる』と言う物でもヨウドアレルギーがある人は危険です）

だからこそ私たち美容師は細心の注意を払い、そして化粧品メーカーは本当に安全な物を開発していく事が望ましい事なのだと思います

ヘアカラーだけが問題なのか？

先日から新聞紙上やテレビなどのニュースに取り上げられている消費者庁のヘアカラーに対する問題で各化粧品メーカーや美容室は厳しい状況に追い込まれる事になりそうですね
特にアレルギーについては確実な原因が特定されにくいものの、ヘアカラー剤の『ジアミン』がアレルゲンであると言われています。でも本当はもっと多くの化学薬品が複雑に配合されていて、どれが悪いのかもわかり難い事は事実です。

それにパーマ剤やヘアマニキュアなどは勿論、水道水や果汁のように安全と思えるものでさえアレルギーを起こす人もいるためヘアカラーだけがアレルギーを起こすわけではありません

また、同じように施術をしていても体質や日々のヘアケア商品の違いによってアレルギーを起こしやすい状況を作っている事もありえます

例えば市販のシャンプー剤(美容室でも多い)の中には硫酸系と言われる石油系の界面活性剤が良く使われていますが、それらは生分解性が悪く、頭皮に残留することで皮脂や表皮を溶解し続けます
また、それらの残留化学薬品とヘアカラー剤が混ざる事でより危険性が増す事も考えられるのです（化学薬品は混ぜるな危険）
そのために頭皮のバリア層が破壊されアレルゲンが浸入をしやすくアレルギー反応を起こしてしまうことも多々あるようです

またヘアカラーの施術の前にシャンプーを行い、その時の洗い方により頭皮を傷つけたり、育毛剤などを塗布すると、それでも薬剤の浸透がしやすくなり、アレルギーの原因になることが十分に考えられると言えます（日頃から育毛剤を使う人は、まず染めてはいけないと思います）

つまり、本来の美容施術においてヘアカラーだけがアレルゲンと特定する事の判断は非常に難しく日常生活の全ての使用製品を調べないと確実なアレルゲンを見つけられない事も事実なのです。でも実際にはとても不可能な事になりますが・・・

私たちが今までにも優しいヘアケア商品や優しいシャンプー技法をお勧めしてきたのにはそんな理由も含まれていたのです

現在のよう多くの美容室が生き残るための戦略として行う割引合戦などによる粗悪な薬剤の使用や粗末な施術には、より危険性が潜んでいることもあり得ることを覚えておいて欲しいと思います

世の中の不景気に併せ、今回の問題はますます美容室を窮地に追い込む可能性がありますが、何時でも事故防止のために慎重な施術を施す事が最も重要だと言うことの再認識になれば良いと思います

そのためにも、私たち美容師は業界全体で日々安全への取り組みを徹底していかなければならないと思います


これは、実際のヘアカラー剤の説明書です。なんと箱の裏側（はさみで切ってから見る）に保険の規約のように細かく書かれています。これらももっと分かりやすく見やすくするような指導（ガイドライン）を厚生労働省にも提示してもらいたいですね。
（この注意時事項をみると、世の中の人のほとんどんどが染められなくなります）


この本の中には今回のような問題について既に書かれています。そして、今回のような問題を少しでも減らしていきたいと願い長年にわたり勉強会を開いておられます。

健康だから美しい！

先日、いつもお世話になるアムズオクロスさんに行くと「先日○○さんが来られてく１時間ぐらい話をしてたけど、クシャミしなかった？」と言われました

その内容とは、オーナーさんがその方の年齢を聞いて肌と髪がとても美しく「若く見えますね～」と言うと「クレールさんの美容液やシャンプーを使ってるからかな」と言われ、その時初めてクレールが基礎化粧品までも設計している事を知ったそうです

確かに、そのお客様は若くて綺麗な方なのですが、私の基礎化粧品の開発における一番の定義である「健康を損なわない」と言う事が肌や髪（頭皮）を健康や美しさを保ってくれているのでしょう

その方もセーヌやラポーデュベベをデビュー以来ずっと使い続けて頂いておりますが、その結果、そんなに喜んで頂いている事は本当に嬉しく思います

美しさを求めるためには「健康こそが全て」それが私たちの開発コンセプトなのです


徹底した抗酸化能力でお肌の健康を守るための美容液です


抗シワに対するデータが認められている保湿ジェル
（クリームはどれほど高価なクリームでも基材は鉱物系を使うため細胞が水分を通さなくなります。植物ベースのジェルにしたのは健康な肌作りには欠かさない「水の通り道」にこだわるからです）

詳しくはラ・ポーデュベベのカテゴリーをご覧下さいませ

開発コンセプトは何だろう？

インターネットでフラーレン配合のシャンプーで検索してたら良さそうな物があったので見てみました

すると、容器に「鉱物油無添加/シリコーン無添加/植物性界面活性剤使用」と書いてあり、先の２つの成分については良くない事をアピールし、３つ目の植物性界面活性剤は安全ですと言いたいのでしょうか

でも不思議な事にシリコーンが悪いように書いているのに、このメーカーのコンディショナーにはシリコーン（ジメチコン）が配合されています（本当に残念ですね）

それが悪いと言うよりも、この一貫性のなさにこのメーカーの商品開発のコンセプトは何なのだろうか？と思ってしまう・・・

消費者の口コミでは「ツヤツヤ・サラサラ」なんて書いてあるけど配合順位からしてシリコーンの配合量がかなり多いと見られ、これでツルツルにならなければ、その方がおかしいと思うぐらいです

しかも安息香酸や香料も配合されていますが、これらはフラーレンの特性を考えると普通なら配合を避けたいところですね

私たちもフラーレンを配合した商品を開発し、豊富に取り揃えていますが、その原料を有効に生かすために合成香料や合成防腐剤などの安全性に最も注意しています

また配合原料の質に拘る事も大切だけど、それを生かすためのバランスの取れた処方が商品開発において、最も大切な事だからです


これはうちの商品です！

いま人気の女優さんなのに・・・

ぴったんこカン・カンスペシャルを見ていたら、女優さんと台湾旅行に行く企画がありました

その放送を見て物凄くショックだったのが女優のＹさんの食事風景を映している時に下を向くと頭頂部の白髪が伸びていたことです

年齢的にはあってもおかしくないのですが、今とても人気機の女優さんだからこそ、せめてロケに行く前に染めるか？編集をしてあげれば良かったのにと思いました何だか可哀想

それにしても芸能人の方々の髪は何であんなに傷んでいるのだろう？と思う事が良くあります

恐るべし地デジ放送と言われていたのも今は昔・・・

今後は4Kテレビどころか8Kなどの開発も進んでいるようなので、もう肉眼で見るよりもハッキリ見えてしまいますね

それは、それで困ったものですね

それよりも大切な事は、より安全で安心してヘアカラーが楽しめるような商品の開発をしないといけないね

出産後の頭皮のピリピリ

本日のお客様からの相談です

「出産後2ヶ月になりますが頭痛と頭皮のピリピリ感に悩まされているのですが何が原因なんでしょうか？」と言う事です。
色々と話を聞いてみると、かなりの難産で今でも腰痛に悩まされて長時間の歩行が困難なほどだそうです

色々カウンセリングをして頭部に触ると、独特の固さがあり頭蓋の動きに制限がありました
そこで「今日、ヘアエステしてもらえますか？」とのリクエストにお答えしてハイドロセラピーをさせて頂きました

施術開始と同時にお客様から「首の付け根から背中にかけてピクピク反応してます」としばらくは喋っていましたが、5分もしない内にぐっすりと眠りにつきました

施術後は「スッキリした～」っとあくびを連発しながら話していました

このリラクゼーションこそが自律神経を整え自己免疫などにも良い影響を与えると考えられています

その結果は頭痛と頭皮のピリピリ感は消えていたようで「随分楽になりました。ありがとうございます」と喜んで頂きました

この方のように出産時に骨盤(仙骨)に負担がかかると、頭蓋骨にも固縮が見られ、脳脊髄液などの循環に不正が起こり、自律神経が乱れる事で様々な体調不良をを起こしてしまうようです



何はともあれ、症状が改善されて良かったですね

常識って何だろう？

『常識って何だろう』と考える事が時々あるけど、自分は『思いやり』だと思っています

それは昨晩の事ですが、先日学会のために金沢に行ってきた娘が「シラカワさんにお土産を買ってきたので届けて」と頼まれ二人で行きました

私たち家族は本当にこのレストランが大好きで素材や味は勿論ですが、シェフや奥様の人柄が何よりもこのお店の営業理念を象徴しています
先日もお友達をお連れしましたが「こんな美味しいイタリアンは初めて食べました」と大絶賛してくれました彼女は先日、地中海へ２週間ほど行ってきてイタリアの名店にも訪れたそうですが、それとは比べ物にならないと言っていました

そんなシラカワさんですが、娘が何時も料理について質問すると気軽に教えてくださり「また料理教室しようね」って様々な料理のレシピを惜しげもなく話してくださいます

そんなシェフや奥様の事が大好きな娘ですが、金沢に行く前に「シラカワさんに食べ物のお土産はダメかな～？」と私に相談してきたので「思いを込めて一生懸命に選んだ物ならきっと喜んでくれると思うよ」とアドバイスをしました

それもそのはずで、シラカワさんのシェフは全国の美味しい物はほとんど知っているぐらいに和洋中のジャンルを問わない、凄腕の料理人さんだから娘の言うのも無理もありません

そして連絡の上、お届けにあがると「お気遣いありがとうございました。変わりに日本料理で私の最も尊敬している一般家庭の奥様向けに書いた本をプレゼントします」と一冊の本を下さったのです

そんな風に何時もさりげないシェフの人柄に人の心の温かさ、礼儀、常識などを改めて感じるのです

そこで『常識』って何だろう？と改めて考えてみましたが、私の答えはやはり「思いやり」なのでは無いかと思いました
人が喜ぶために相手を思う事こそが常識だと思うと、理不尽なクレームや学校給食の未払いなども一般に言う非常識は相手の気持ちを考えていないからかな？と思えてきます


シラカワさんのシェフやアムズオクロスさんのオーナーさんと度々お話をしますが、商売抜きの本音トークで語られる「相手を喜ばすために惜しまぬ手間とコストを掛ける。それが自分の喜びだから」と言うスタンスでの商売をされている事を感じます

だからこそ、その２軒のお店をご紹介させて頂いた時に、皆さんから「本当に素晴らしいお店だった。ありがとう」と言われるのだと思います

でも、そんなオーナーさんですが本人たちには特別な事をしている感覚は全く無く「サービス業の常識だから・・・」と話しています

『常識』それは『思いやり』と思うのは私だけでしょうか


「クチーナシラカワ」さんのシェフから頂いた本です凄く読みやすく料理の腕はきっと上がりますよ