クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

学会の格付けは無意味?

2010年04月16日 | 安全な美容を選んでね

先日、朝日新聞の一面に『「薄毛に効く」学会格付け』なんていう記事が掲載されていました。

その記事を読むと日本皮膚科学会が育毛剤の有効性の格付けをしたと言う事です。

でも、その区分は本当に不可解で、医薬品である2品目のみが有効であり、その他の医薬部外品には有効性の期待が持てないような表現がされています。

それを見ただけでも、育毛の患者さんを病院に招き入れたいと言う事が伺えますね。

とは言え、ドラックストアなどでは、最も売れる商品の一つとして育毛剤の存在は欠かせない物です。

でも、その翌日に発売された雑誌(健康356)に『「食べる育毛剤」シルクの微粉末で髪が生える』と言う記事があったので買ってみました。

その内容はシルクの粉末(健康食品)を毎日摂取する事で毛髪を作るのに有効なアミノ酸が毛母細胞を活性し発毛能力を取り戻すと言う物でした。

ここに疑問を感じた方はいたでしょうか?

そう、前日の皮膚科学会が育毛剤の有効性の格付けを発表したのに、その翌日にはアミノ酸を体内摂取する事で髪が生えると言っています。

いったいどちらが毛髪を生やすのには有効なのでしょうか?

それは、毛髪を作るのがアミノ酸であることが理解できれば、育毛剤の格付けは何の意味も無く、体内吸収の栄養補給のほうが良いと言う事がわかりますね(育毛剤メーカーさん本当にご苦労様です)

実は、この食べるシルクの研究はクレールでも6~7年前からデータを取り検証していました。

しかし、それらの製品には中国産の繭を用いたり、アルカリ溶液につけて成分を抽出しフリーズドライした物がほとんどで、シルク本来のアミノ酸のバランスが崩れている物や安全性を懸念する物が多く、より品質の良いシルクアミノ酸を求めて様々なシルクを試しました。

その結果、本物のシルクアミノ酸に辿りついたのです。

実はシルクを使った製品には、シルクプロテイン(セリシンタンパク質)やフィブロインパウダーがほとんどですが、この製品では分子量が大きすぎて皮膚からの浸透が難しく、そのままでは化粧品には適していませんでした(でも、ヒアルロン酸は約800万、コラーゲンは約60万と到底皮膚からの吸収は出来ません)

そのため食べるシルクや化粧品の添加剤として配合される事が多いのです。

ところが、現在クレールが使用しているシルクアミノ酸は特殊な製法でセリシンの膜を除去しフィブロインを抽出し、分子量を1500以下の低分子の良質なシルクアミノ酸を使ってヘアケア商品を開発しました。それがファインシリーズなのです。

このシルクアミノ酸は分子量が非常に小さいため、皮膚から深部まで素早く浸透し、毛母細胞の賦活化を行います。

その結果、健康で美しい髪が育っていくのです。

今回の新聞の記事と雑誌の記事の比較では、外的治療の育毛剤と内的治療の栄養補給の戦いになりましたが、結論的には栄養補給が大切な事は当然です。

結論的には規則正しい食事と生活習慣を整え、さらに安全なヘアケア剤などで頭皮頭髪のケアを行うことが一番良い育毛法なのだと思います。

私達の経験では、どの育毛剤も女性の薄毛や脱毛には目覚しい結果は現れず相談に訪れる方がたくさん来られます。

だからこそ、今回の育毛剤の格付けには何の意味も持たないような気がします。

また、育毛剤に頼る事は、その副作用により、より悲しい結末があるかもしれない事も覚えておいた方が良いかもしれませんね。

育毛剤や育毛サロンに行く前に、生活習慣や美容施術やヘアケア商品を見直して下さいね。

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今年も楽しかったです!!

2010年04月14日 | 美容について

Photo_2  今年も、我が家恒例の『くうちゃん』のLIVEに行ってきました。

お陰様で、たくさん元気をもらいましたよ。

みんな「お客様に楽しんでいただけるように」と努力しておられるんですね~

私も自分の仕事をさらにレベルアップできるように頑張ります。

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ストップ・ザ・ディスカウント?

2010年04月08日 | 美容について

TVのニュースを見ていたら、ここ数ヶ月の間に百貨店の株価が上昇しているようです。

それには低価格商品の客離れが増え、高級品思考のお客様が百貨店に戻りつつあるからだそうです。

街頭インタビューで答える人も「数より質」「少しでも良い物を」など良質を求める声が圧倒的に多かったのです。

それを受けてか百貨店の幹部会議らしき様子を映していると、幹部の一人が「安いものだけが良い訳ではないのかも」「少し高くても良いものを求めているのでは?」「百貨店の考えを押し付けるのではなく、お客様の目線で」などと話している

私は、本当に今頃気付いたの???って驚きました(って言うか、笑えました)

現在、海外進出を大々的に行なっている大型衣料量販店(U)は国内の売上高が大幅に下がっているようです。

その社長さんも記者会見で「安い物だけが売れる時代が終わりつつあるのかな?」と述べていた(でもこの会社がデフレスパイラルの張本人のように言われているのですが・・・・・)

何はともあれ、当サロンもオープン以来18年間、変わらぬ価格で営業を続けてきました。

その間、一度のディスカウントや広告を出す事も無く続けて来られたのは、クレールを応援し続けて下さった、多くのお客様のお陰であります。

その、大切なお客様の気持ちにお答えするためになればと思い、ディスカウントなどのサービスよりも施術内容の充実に研究時間とコストを費やし「本質」を向上させる事を私は選びました。

今もディスカウントの裏に工夫を凝らすコストダウンには必ず消費者に暗い影を落とすことがあると考えられます。

競合店や品物が増えているそんな時代だからこそ、消費者も本質を求める事に気付き始めたのだと思います。

そろそろ、価格競争も下げ止まり「本質」の向上の競争が始まる事に期待したいと思います。

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自然界に見習って!

2010年04月08日 | 美容について

一年に一度、綺麗な花を咲かせる桜の木。

この木を見ていると、いかに健康が大切な事かを教えられます。

通常、桜の木は虫がつきやすく、樹齢何百年と言う国宝級(ご高齢)の木には専門の樹木医が対応にあたります。

しかし、近所の公園などの桜の木などは、何の手入れも無く一年を過ごしているのに、毎年綺麗な花を咲かせています。

近所の桜の木に毎日、栄養剤を撒いている人を見た事があるでしょうか?

つまり自然界では、健康であれば本能のままに、その能力を発揮するのですね。

この事を人の脱毛症などにあてはめて考えてみましょう。

人の脱毛症の原因は大きく分けて2つあります。

1つは病気などの体調不良によるもの。

もう1つは化学薬品の乱用による外的要因(遺伝的な脱毛は自然なので病気ではありません)

いずれにしても、この二つの原因を改善せずに栄養剤(育毛剤)を与えても根本的に改善される事はありません。

自然の摂理の中で植物達は栄養剤などなくても、すくすくと育ちます。

それは、その植物その物が健康だからです。

ところが人間社会では、脱毛などが起きると病院処方の薬や育毛剤などで対処をしようとします。

でも、その前に生活習慣を見直すだけで、改善される例もたくさんあるのです。

実は病気でもないのに過剰に栄養(育毛剤)を与える事は決して良くない事なのだと、桜の木を見ていると感じます。

つまり髪は「生やす」のではなく「生える」環境を整備してやる事が一番大切なのです。

もし、ご自分の髪の状態が気になり始めたら、一番初めにいま受けている美容施術と毎日使うヘアケア商品を見直してください。そこに改善の特効薬があるかもしれませんよ。

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