クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

活性能力を取り戻す?

2008年07月30日 | 美容について

「活性能力を取り戻す」って言われると良いイメージを持ちますが、では活性能力を取り戻すとはどんな事なのでしょうか?

一般に(抜け毛、髪がやせる、脱毛症)これらの症状が現れると「活性能力が落ちている」と言われ、その原因は毛穴の汚れや血行不良などと言われます。特に毛穴の汚れについては、そのイメージからも脱毛を起こしそうなので、どのメーカーも、強い溶解力を持つ育毛剤や硫酸系のシャンプーで皮脂の排除を薦めます。また天然成分の酵素などで皮脂を分解することを薦めるメーカーもあるようです。

でも、皮脂が多くても、髪の多い人もたくさんいます。また病気や怪我などで洗髪が出来ず毛穴が汚れても急激な脱毛を起こす事はありません。その事は毛穴の汚れだけが脱毛の原因ではない事を証明しています。

また、活性能力を上げるための育毛剤の生薬により、返って細胞の分裂の速度が早くなり老化を促進されるため、リバウンド脱毛なども起きるのです。

例えば、人は暴飲暴食で病気になりますが、栄養失調でも病気になります。そのため「腹八分」が健康に良いと言われますが、毛髪にとっての暴飲暴食とは、化学薬品による過度の栄養補給であり、栄養失調とは石油系(硫酸系)などの合成界面活性剤で皮脂などを根こそぎ奪い取ることです(強い脱脂力)

また、例え天然と言われても酵素などで皮脂などを分解排除し、毛穴を綺麗することは自然では無く、バリア層の破壊にもなりかねません。それは自然摂理ではないのです。

本来、活性能力を取り戻すと言う事は、極端な変化を与えず自己免疫を正常化することではないでしょうか。

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救済活動!!

2008年07月19日 | 美容について

今でも食品業界などの様々な業界で不正や偽装事件が、一向に減りません。でも、私たちの美容業界でも、ある意味偽装と思われるような事が沢山あります。

例えば、法的に違反でなければ良いと、パーマとカラーリングを同日に行うために医薬部外品登録を化粧品登録に作り変える化粧品メーカーも増えています。

つまり、今までの薬品(化粧品登録以外)では同じ日に行う事は偽装と言う事になりますね。

しかし例え法律に違反をしていなくても化学薬品の乱用でアレルギーや脱毛症などのトラブルが増えている事も紛れも無い事実であり、その事は消費者にとって本当に良い事と言えるでしょうか?

また、今でも多額の美容講習会が手を変え、品を変え、行われています。

そして、中には化粧品登録されていないような商品を販売したり(販売が軌道に乗ってから化粧品登録を行う)また、法に触れるのを恐れ、サンプルとして、お客様へ無償提供を行うよう指導する事もあります。それを偽装と考えています。(被害はサロン経営にも消費者にも伴います)

しかし、それらの技術や商品で何%の美容師さんが良い結果を得られているのでしょうか。そして何%の消費者が満足をしているでしょうか?

根拠性のない物には結果が伴いません。

私達、美容師がこれから続けて行かなければならない事は「本当に良かった」と思う技術や商品を伝え続けていく事だと私は思います。

また、その事は消費者にとっての『救済活動』になるのでは?とも思っています。

だから、美容師さんも消費者の方々も早く、その事に気づいて下さいね。

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