クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

やっとまともなカウンセリング?

2009年10月25日 | 安全な美容を選んでね

先日、ある新聞の記事に『秋の抜け毛対策3ヵ条』と言う記事がありました。

その記事は日比野 佐知子先生と言う女医さんのインタビューを掲載していました。

その先生による「秋の抜け毛対策3ヵ条」とは

1、基本的にシャンプー剤やリンス剤は必要なし!

2、毎日、頭は洗わない!

3、赤ちゃん石鹸を使うべし

と書かれています。全てが正しい訳ではありませんが、ようやくまともなカウンセリングを行うドクターさんが現れたようです。

記事の内容を少し抜粋し、掲載させていただきます。

記者「黒髪がふさふさと”復活”とわ言いませんがせめて今の状態を保てない物ですか?」

先生「ズバリ頭皮のケアをすることで若返る、つまり髪を太くする事が出来るんですよ」

記者「う~ん、頭皮ですか。毎日シャンプーを欠かさずして清潔にしているのですが・・・」

先生「そこです。毎日合成シャンプー剤を使って洗う事は実はあんまり良くないのです。合成シャンプーやリンスには合成界面活性剤が含まれていて、それにより頭皮がボロボロになり薄毛の原因になるのです。また頭皮が乾燥しやすい人は、より皮脂の分泌が多くなり皮脂腺をつまらせるので、まずはシャンプーを使わずにお湯だけで洗ってみては?」

記者「でも先生、シャンプーを使わないと臭いが気になるんですが・・・」

先生「その気持ちは分かりますが頭皮の健康のためにも香料を避けた方が良い。頭皮も皮膚の一部です。顔を丁寧ねいにケアする人は多いのですが頭皮を放置している人は意外とと多いのですよ」「また合成リンスにはシャンプーよりも刺激が多いものが含まれているので頭皮をマッサージして血行を良くすればそれで十分です」

と、簡単に抜粋しましたが、全て正しい訳ではありません。日比野 先生の3ヵ条に共通している事は、洗いすぎ(脱脂)は良くないと言うことです。

でも頭皮の清潔や血行促進のためにもシャンプーのマッサージ効果が有効であることは間違いないのです。

つまり安全性の高いシャンプー剤で毎日シャンプーを行う事が頭皮の健康を保つためのマッサージ効果や清潔を保つためには良いと言う事なのです。

今までも皮膚科診療でよい効果が現れず、当店を訪れる、女性の薄毛や脱毛症の方々に何時もドクターにはシャンプーのやり方やシャンプー剤の事、または生活習慣について尋ねられましたか?と聞くと、ほとんどの方が「それらの事は聞かれず薬を処方されました」と答えられます。

しかし、そのほとんどの方がシャンプーの方法やシャンプー剤を変えるだけでよくなるケースが多いのですよ。現実にクレールでもシャンプー剤の危険性をお話した時に納得されず不信感を感じられた時には「1~2週間はシャンプー剤を使わずにお湯だけで洗うと毎日お使いのシャンプー剤の危険性がお分かりになりますよ」と説明した事が何度もあります。

今回の記事のやり取りでは、全てが正解とは言えないまでも、やっとまともなカウンセリングをされるドクターが現れて下さった事を大変嬉しく思います。

また、女性の頭皮の健康状態は日々進化?(便利で危険な物)するヘアケア商品やパーマ剤・カラー剤の脅威にさらされているので、それらの対応のためにも日々の研究開発が欠かせない物になりました。そのため、さらに危険度の高まる美容施術やヘアケア商品に女性の頭皮・頭髪の健康を守るためにも、さらに安全な商品開発を進めて行きたいと思います。

次回は最近流行のヘアエステの危険性ついてでも書いてみようかな?

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流行って繰り返される?

2009年10月01日 | 美容について

「流行は繰り返される」と言うけれど、最近の雑誌やテレビで活躍するタレントさんやキャスターさんの髪型に、ボブスタイルが増えています。

でも、これって今から10年ぐらい前には考えられないくらいに嫌われていたヘアスタイルの一つでもあるように思うのですが・・・・・

その頃は、髪の量を極力減らすため「スカスカに削いで下さい」(当店ではお断りしていましたが)と言われボブのような重たいヘアスタイルは敬遠されました。

そのため、レザーやドライカットなどの技法が多用されました。でも、これらの技法は毛髪にストレスが掛かる事にお客様も気づき「レザーを使わないでくさい」とか「髪を削がないで下さい」など言われる事が増えました。にも関わらず、ご紹介で当店を訪れるお客様の大半は、今でもそのような技法により「髪がからまる」とか「すぐに枝毛になる」などの苦悩を訴えられます。

でも、これと同じような現象は過去にもあったのです。

実は私が美容師になりたての頃、ちょうどレザーカットに陰りが見えはじめ、その頃のお客様のご注文は驚く事に「ハサミだけでカットして下さい」と言う声が多かったのです。

その理由は、それまでの美容院(呼び方は古いけど)ではカーラーを巻き、お釜のようなドライヤーでセットをする事が主流でした。そもそもカーラーを巻いて仕上げる時には毛先の動きが出やすいようにとレザーを使っていましたが、それが毛髪にストレスを与え損傷しやすい事で必然的にレザーカットの需要が減りました。

しかし、それらの技法の消滅の理由を知らない世代の美容師さんや消費者(お客様)にとってはレザーカットやドライカットなどの毛先の動きが新鮮だったので流行になったのでしょう。しかし再び消滅して行ったのも皮肉な事に同じ髪が傷むと言う理由だったようですね。

歴史は繰り返されるものとは言いますが、流行は流行るにしても廃れるにしても、それなりの理由があるものなのですね。

そして、最近ではボブスタイルやワンレングスが現代の若者にも新鮮なのでしょうか?とても多くなりました。

実はクレールのスタッフ(奥さん)は長年ボブスタイルですが最近になって「そんなスタイルにしてください」とか「今流行のスタイルですね」なんて事を言われます(今更?ですが・・・)

そんな時に私は何時も奥さんに「ほらほら流行が向こうからやって来たよ」って言ってます(笑)

流行は繰り返させると良く聞きますが、その中でも再び流行になるのには、シンプルな中にも本当の美しさがあるからではないのでしょうか?

そんな意味においても再び流行のボブスタイルなんかもシンプルだけど女性らしさを象徴する魅力があるのかもしれませんね。

もしかしたら、この次はソバージュやフラッパー?それとも聖子ちゃんカット?なんかを今風にアレンジして流行るのかも知れませんね(音楽番組もやたらと70~90年代の曲をテレビで放送しているからね)

もしかしたら「昔取った杵柄」って事でベテラン美容師の活躍の日が来るかもしれませんね?そうなるとパートさんの美容師さんも増えるかな~?

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