還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

飯岡灯台(千葉県)

2012-06-06 20:06:52 | 灯台巡り
=飯岡灯台(千葉県)=
2009年4月29日訪問

初点灯 昭和31年10月31日
千葉県旭市飯岡町(北緯 35度41分35秒 東経 140度44分21秒)
高さ  地上~塔頂:9.8m、水面~灯火:74.7m

銚子から約10㎞にわたり高さ40~50mの絶壁が続く「屏風ヶ浦」の南端「刑部岬」に立つ灯台である。
この辺りは太平洋から打ち寄せる波の勢いが強く(昨年の東北大震災による津波で千葉県で唯一犠牲者が出た所)、700年の間に6㎞近くも陸地が削り取られている。

 昭和40年代の屏風ヶ浦からの飯岡灯台

大東崎灯台から九十九里ビーチラインを走り、終点にあたる飯岡町で国道126号線に合流してすぐ(銚子市と飯岡町の境界付近)の信号を右折する。
小高い丘のようになっているところを登っていくと突き当たりが飯岡灯台です。(迷うことはないと思います)

この辺の海岸道路や国道126号線は若かりし頃、バイクやホンダN360で走り回っていた所で、40年以上が過ぎた今でも胸が締め付けられるような懐かしさがこみ上げてきます。
当時からここは密かなデートスポットでしたが、現在は3階建ての展望館が建っていて九十九里に沈む夕日を眺められる絶好の観光スポットになっていました。

飲用可能な水栓もあってキャンパーにとっては助かります。


この灯台も犬吠埼灯台と同じく、私にとっては青春時代の懐かしい思い出のある特別な灯台です。

  昭和40年代の飯岡灯台
当時は他に何もなくただ灯台が野原にポツンと立っているだけでした。
また屏風ヶ浦の崖の上まで歩いていけて自然の荒々しさを実感できましたが、現在は危険なため立ち入り禁止になっている。

ここは市町村合併で旭市になっていますが、昔は海上郡飯岡町と言っていました。
隣町は海上郡海上町(かいじょうぐんうなかみまち)と言い、この辺に唯一の自動車教習所があったところです。
20才の頃、同じ教習生の年上の女性に密かな憧れを抱いていて、大海人皇子の「むらさきの 匂える妹を 憎くあらば 人嬬ゆえに われ恋めやも」の歌に心をかき乱されたものです。






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