還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

鳥取港灯台(鳥取県)

2013-06-11 14:18:09 | 灯台巡り
とっとりこう灯台
2012年9月27日(1410-1430)訪問

初点灯 昭和58(1983)年 9月

鳥取県鳥取市賀露町西四丁目
(35.32.36N  134.11.0E)
高さ  地上~塔頂:12.0m、水面~灯火:33.0m
白色搭型コンクリート造り(タイル貼り)

鳥取砂丘の西側にある鳥取港(賀露港)の入口にある小さな島(鳥が島)に立っている灯台です。
千代川の西隣にある鳥取港ですが、千代川の影響を避ける為でしょうか、港の入口は4つの防波堤に囲まれています。
3つの防波堤灯台とセットになって鳥取港へ入出港する船の目印になっています。

釧路開拓移民団出港地記念碑付近からの鳥取港入口
明治維新後まもない明治17・18年、政府の移住政策のもと100戸の士族と5戸の農家がこの地より釧路に向けて旅立ちました。
維新で多くの士族が苦難の生活を強いられ、新天地を求めて移住したのでしょうが、寒冷地での開墾は想像を絶するような苦労があったのでしょう。
(以下鳥取市賀露神社HPより抜粋)
「希望を胸に北海道に渡った移住者たちですが、彼らを待ち受けていたのは、北の大地の想像を絶する寒さでした。住居はバラック作りで畳は1戸に6畳しかなく、壁や屋根は隙間だらけで、冬には雪が吹き込み、飯や醤油なども凍ったと言われています。
それでも彼らは刀を鍬に持ち替え、未開の荒野を歯を食いしばって開墾し、現在の釧路市のもとになる「鳥取村」をつくりました。
今でも釧路市には、鳥取神社、鳥取小学校、鳥取大通りなど「鳥取」の地名が多く残っています」

訪れた日は鳥取砂丘方面からR9で鳥取大橋を渡って右折し県道41号を賀露港方面へ進みました。
暫く走っていると目の前に灯台が見えてきます。
鳥取港海鮮市場「かろいち」手前を右方向へ進むと釣り人がたむろしている防波堤があります。
その防波堤を端まで歩き、そこからテトラポットを通って島へ歩いて行けます。