【フィルタ回路は微積分回路】
そもそも、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタは低周波除去や高周波除去目的として使用しますが、減衰帯域(除去帯域)は微分回路・積分回路としてアナログ演算に用いることができます。もう一度ボード線図を見てみましょう。
上がハイパス、下がローパスフィルタの特性です。ハイパスの場合、f0×0.1の周波数で位相が90°進んでいました。ということはVinがsin波の場合Voutはcos波になっているということです。つまり、これは入力信号を微分したことになります。同様にローパスの場合、f0×10の周波数で位相が90°遅れていました。ということはVinがcos波の場合Voutはsin波になっているということです。つまり、これは入力信号を積分したことになります。フィルタ回路では切り捨てられる部分も、演算回路として有効利用できるということですね。
関連記事:
フィルタ回路② ボード線図 2011-03-06
フィルタ回路④ ひっくり返せば逆フィルタ 2011-03-21
微分回路と積分回路 2008-10-16
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