What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

冬来たりならば、春遠からじ。

2016年02月15日 11時00分40秒 | 日常
 一昨日、昨日と、夜に寝ようと思ってお布団に入っても、ちっともヒヤッとしなくて驚きました。そのくらい気温が春のように暖かかったんですが、今日は朝から冷たい風が吹き始めて、どんどん寒くなってきました。うん、だって二月なかばだもん、そうだよね。



 ひとつ前の記事が、ブルーな気持ち全開だったのは、地元紙の読者の投稿コーナーにあった、「兄の介護」というお話を読んだからなんです。その文字を読む瞬間まで、六歳年上の実兄の介護なんて、考えもしなかった自分に対してショックを受けました。

それを書かれたのは六十代の女性なのですが、四兄弟の末の妹さんだそうで、次兄さんを介護するようになってみて、病院で昔の事をさも今あったように話す次兄さんに合わせて返事をしながらも、若い頃は国鉄職員で元気に働いていた姿や、兄弟仲良く過ごしてきた事を思い出して哀しい気持ちになると。それでも、できるかぎり介護をしようというお気持ちを書かれていました。

私にも、実兄と愉しく過ごした子供の頃の思い出は残っています。でも、近年の変わってしまった兄の様子や、両親の苦悩を想うと、切り捨てたいという気持ちばかりが強くあって、まったく介護なんて思いもしなかった、自分の浅ましさがショックでした。そこまで兄を嫌悪するようになってしまっているんだなと。

両親は共に82歳になります。これからますます体や脳の働きが不自由になるでしょう。両親なりに、兄の行く末を考え、準備をしている話を聞いてはいますが、果たして、こればかりはどんな未来が待っているのかは予想がつきません。

そんな事を引用した記事と合わせて、つらつらと考えこんでおりました。



 おかげさまでうちのおじいさんは、点滴などの治療を終えて、リハビリ病棟に移りました。今日午後の往診で、担当医さんからOKがでれば、紙おむつも尿の管も外して自力でトイレに行けるよう、リハビリ訓練が始まります。ただ、二週間ベットに寝たきりとなっていたので、急には回復はしないだろうなと思います。

看護師さんも先生も、「なにせ九十歳ですから」で、なんでもかんでも済ますのには内心ちょっとイラッとしましたが、ま、そうなんでしょう。おじいさんがうちに帰ってくる頃が、あまり寒くないと良いなと願っています。

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