て、予想通り、今後は全然足りなくなるんだそうですね。そりゃそうでしょう。だって、生まれてくる人がどんどん減ってるんだもの。
でもって、自助努力をお願いします、大体2000万くらい。と金融庁が本音を口走ってしまった。あーあ。これで、ますます子供が生まれなくなるでしょうね。自分の生活だけでカツカツになっちゃうから。
でも、年金は払っとくに越したことはなくて、なにももらえないより、いくばくかでももらえる方がマシですから。むしろ控除狙い、というのもある。これで、税金を節約できるしね。
で、経営の話の続き。経営とはなにか、と聞かれたら「判断を1日百回すること」と、「1日24時間中25時間くらい金のことを考えること」となる、自分の場合は。判断には、「先送りする」という判断も含まれる。誰かを全く当てにできない。これはですね、もう訓練するしかないわけですよ。かなりしんどいです。
で、金。経営というのは金儲けです。だって、金がなくちゃ、まともな設備だって薬だって調達できないし。というわけで、「赤ひげ」みたいな話を、自分はとことんバカにしている。しかし、金儲けというのは、本当に難しい。要は「利幅」の確保というところに落ち着くのだろうけども、それをどの線で行くのか、が問題になる。スーパーみたいに利幅をかなり薄くして大量に売るモデルから、一部のお金持ちに特化した方法で利幅を確保する方法、土地柄もあるだろうし、自分がどうしたいか、というのもある。雇用人数(人件費は、とにかく一番かかるとみていい)も大きい。あと、世の中の大きな流れというのもある。この流れって、政府があれこれやっても、どうもうまくいかない感じですよね。流れに竿刺したって流されちゃうだけでね。
という事で、とにかく新聞を読まないとダメらしいのだ。定期購読している人ってすごく減ってるようですけどね。大局をつかむ、ことが重要、らしい。ネットでいいじゃない、ダメなんですよ。ネットというのは、その人が興味あります、という記事しか出してこないから、すごく視野が狭くなっちゃうのだ。
金儲けって、要は「なるべく使わず、なるべく貯めこむ」という事なんでしょうけども。病院でいえば、最初に作った「病院」なる設備や手術用具や各種検査や治療に使う機械等、長持ちさせて大事に使って、となるでしょうか。これは、ほぼ成功している。考えましたもんねえ、最初に。
当院で一番自慢できるのは「臭わない」。ペット関係で「臭い」とこって多いですもんねえ。臭い病院は論外でしょう。臭い=掃除ができてない=不衛生=院内感染多発警報という奴で、こういう場所にはおっかなくて入院なんぞさせられないと思うんだけどな。とりあえず、掃除しやすくて臭いが染み付かないような設備にしたのだ。具体的には珪藻土&クッションフロアを壁材に使用・リノリウムの床という基本設備。リノリウムにはびっくりしているんだけど、ゴムに弱い弱点を除けば、とにかく痛まない。リノリウムの優れた点は他にもあって、静電気を帯びないらしくて、埃を吸着しない。ので、埃のこびりつき汚れがない。
以前勤めてた病院の入院室が激臭くて、こんなとこによく入院させられるなあと思ってたんだけど、その臭いの元は結局「掃除をしないだらしなさ」と「掃除しづらい床や壁」だと気が付いた。特にビニルクロスは最悪で、埃も臭いもガンガン吸着してしまう。安物だと、ついでにカビもくっつく。いやんなって入院室の臭いをハイターでなぎ倒したんだけど、しばらくするとまた臭い出すのは壁材のせいだったみたい。
ああ、経営って、最初は張り切って頑張るんですよ。ところが、1年もたたないうちにだらしなくなる、のは男の経営者に多いと思う。前いた病院の経営者はまさにそんな感じで、最初はせっせと掃除なんかしてたらしいのに、あっという間にやらなくなった、んでしょう。経営ってトイレ掃除からなにから自分でやることで、これができないなら、経営なんかしないほうがいいです。
それは、患者さんに対する姿勢も同じで、最初の頃はサービス満点で、例えば自分のケータイの番号なんかまで教えちゃって、「いい先生よお」と、言われるのに、2年もたつと、「診療時間以外は電話に出てくれない」センセイに早変わりする。こういう風にサービスの質を自己都合で変えちゃうのが、患者さんの信頼を損なうのにね。だから、一番最初に決める「サービス内容はここまで」とか「料金はここまで」というのはすごく大事で、これがぶれないようにするためには、自分が守りやすい内容にしておくことだと思う。その結果「サービスが悪い」と言われたとしても、自分の労務管理ができるのは自分だけだから。
そう、経営って結局「いかに継続するか」なんですよね。継続しやすくしなくちゃ、潰れるに決まってるわなあ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます