なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

学校

2018年12月22日 | 
が、もうまったくもって「オワコン」になりつつあるんだなあ、と思うことが最近多い。いじめの問題は全然解消されないし、生徒も教師も疲れ果ててて、教師側は過労死寸前までこき使われた挙句、精神疾患だったり。子供はいじめで自殺、までいかなくても、訳の分からないネガティブ思考を刷り込まれちゃう。本来は、高々勉強を教わるだけの施設なのに、なんでこうなったんだか?

 で、最近よく思うのは。結局、あの「勉強」って何だったんだろう?ってこと。大学受験に日本史を取ったのだが(外国語ネームが全く覚えられないというしょうもない理由)、後に姪っ子に教えてくれと言われて年代を言ったら、そりゃ間違いだっていう。なんなんだ?もちろん、歴史なんていうのは、解釈でもってどんどん変化するし、それが「学問の進歩」ってことなんでしょうけどね。
 一方、散々時間を取らされて勉強したはずの英語、未だまったく使い物にならない。どういうこっちゃ?英語こそ、今一番必要なアイテムなのにさあ、もう
 数学というか、算数というか、これ、最も有用なアイテムは「暗算」じゃないかと思うんだが。色んな特殊な計算とか定理とか、やるなら物理と組み合わせて教えたほうが理解も納得もしやすいんじゃないかと思うんだけどなあ。全部バラバラに教えるから、訳分らなくなる。

 ということで、学校で教えたほうがいいんじゃないかと思うのは。
1)簿記:できれば2級あたりまで。そうすれば消費税についてきちんと理解できるし、在庫管理もざっと分かるだろうし(先入れ先出し法とか)、起業するとき楽だし、多分納税についても感情的な対応は減ると思う。
2)契約:結局「振り込め詐欺」なんていうのは、親近の情もそうだけど、契約についての知識も理解もないから被害に遭うわけ。それ以外でも、実印をみんな簡単に押しすぎです。
3)そろばん:これ、日本以外で、算数の授業にきっちり採用している国もあるらしい、というのをテレ東の番組で知った。日本では、こんな優れた道具を邪険に扱ってますよね。自分の記憶では、数回程度の授業でおしまいにしてたような。もったいない。
4)恋愛等々・人間関係の構築法。今はセクハラだ、ストーカーだ、DVだ、って人間関係をぶち壊すパワーワードが盛り沢山だけど、これって結局、学校が「人間関係を学ぶ場」として機能してない証拠です。どうにかしろ。

 あと、実技というか、実践で教えてくれてたらなあと思うのは。
1)ロープワーク:紐や布の結び方で困ってる人って多いよ。風呂敷が普及しないのは、結局結び方がよく分からないからだと思う。
2)カラーコーディネートとか、身だしなみ一般:自己肯定感なんて政府が言ってますけど、どうそれを表現するか、が、身だしなみ。
3)KYT:いわゆる「危険予知」運動のことなんだけど、非常に応用範囲が広い。汎用性があるから、教わったときはかなりショックだったなあ。これ知ってりゃ、と思うことが多くて。

 ところが、こういうのって、今やYOUTUBEでも調べれば、バンバン出てくるんですよ。ということで、別にガッコに行かなくても、なんだってスキルとして身に着けることはできるんで、学校の存在意義がますます低下してるんじゃないかと。だから、不登校が増える。要するに見限られているということ。普通のガッコでやる勉強だって、インターネットでなんでも教われる時代だし。

 じゃあガッコの存在価値って、「共有記憶」くらい?でもねえ、修学旅行だ、運動会だ、楽しかったですか?あたしゃ、全然。こういう同調性を強制する「共有記憶」も、今後は全く意味をなさなくなるでしょう。

 とにかく、何か変えないと、学校にわざわざ行く連中が、むしろ少なくなっちゃう、ってなると思いますよ。保護責任遺棄レベルになってるような親の子供の避難所みたいな。今も、すでに公立校はそうなってるかも。となると、「子育て法」とかも授業に入れたほうがいいか。

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