なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

2021年10月15日 | 

の毛替えを久しぶりに。ヴァイオリンって楽器はめんどくさくて、楽器だけじゃ演奏できない。弓が絶対に必要で、弓に馬の尻尾の毛を張って、それで弦をこすって音を出す。ので、ずうっと練習しているとだんだん弓の毛が傷んでくるもんだから、時々毛を張り替える必要があるのだ。これを販売店や工房に頼んでやるんですが。

 このご時世、トーキョーに出るのがちょっと。。。。トーキョーならあちこちに店でも工房でもあるんですがね。。今回は県内ってことで、初めて行く工房でお願いしてみることに。

 毛替えも、毛のグレードとか何とか言われることがあって、一番安いんでいいです、と言うことにしている。シロートが毛の質の違いなんか分かるもんか、ましてや音の違いなんぞ出るわけなし、良質の奴はプロに使ってもらうべきなんですよ。

 一日預けて取りに行って、ついつい「この楽器には先がないですよ」と言ってしまった。ヴァイオリンやってみたいなんて酔狂な人見たことないし、大体体を壊す。これはプロも同じで、整体に通ってる人の多さよ・・・・。大人から始めるとぜーんぜん上達しないし。楽しくないんだよな。

 でね、特に大人から始めた人に、カイザーだのクロイツェルだのカールフレッシュだの、そんなもんやらせるレッスンって、マジ無意味。という持論を語ってしまった。

 変な話だと思うのだが、バッハ無伴奏全曲終了、今やってるのはプロコ2番、それを全曲。まあまあ弾けるようになってきた。センセが言うには、シロートのやる曲じゃないって。そうなのか。知らんかった。大人からちんたらやってて、なぜできる?なんか猛練習してるんじゃないかって誤解されてそうなんですけどね、してません。仕事してて、その傍らできるわけない。

 最近はyoutubeのハウツー動画にヴァイオリンも出てきてます。おおむね間違ってます。ヴァイオリンの先生方が動画を出してるんですけど、無駄練だなあ、と。少し連載しましょうか。というのは、あれこれやってみて、なーるほど、最近見えてきたので。ヴァイオリンって楽器に光明を見出したければ、演奏をもうちょっと、少しでもたやすくできるようにしなくちゃならんと思うんですよ。ヤマハの教室とかあるけど、多分全然基本を見てもらえないでしょうし、というかそもそも基本を間違ってんの、教える側が。大問題じゃないですかね。

プロコ2番。この方めっちゃ巧。

Prokofiev Violin Sonata No. 2 - Augustin Hadelich, Charles Owen (Live)

コメント
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