なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

2016年10月27日 | 仕事
のご紹介。ぜひ読んでいただければと思います。



 著者の岸上先生は、御父上の世代から整形外科の第1人者として活躍されてて、御父上は小型犬の骨折手術用プレートなんかもつくってらした。この本の内容は、それを全否定する内容になっています。この先生の講演は昨年聴いた。自分としては、以前から同じことを感じていて、もう動物の骨折に対しては手術をやめよう、という結論になっていたのだが、患者さんに対しての説明がなかなか難しくて困っていたのだ。それを講演では科学的に解説していただいたので、その後は自信を持って手術なしでいく、という方針をきちっとできるようになったという、経緯がある。

 実は、同じことが人間の治療に対してもいえる。骨折のプレート手術はやめるべきだ。週刊現代さん、週刊文春さん、医療で取り上げるならこっちにしてよ、と言いたい。厚生省にも言いたいのだが、プレート手術で患者さんが被っている被害をきちんと検証して見直してもらいたいのだ。

 それにしても、この本の出版社が幻冬舎とは。。。。。。緑書房さん、せめておたくが出すべきなんじゃあないの?
コメント
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