なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

講演会

2010年03月08日 | 仕事
に参加。参加費無料なのにケチつけてなんなんですけども・・・・・、ハズレ。

 最近、ハズレが多いなあ・・・・・。今回も聞いていて、疑問ばかりなのである。なんでこんな薬?なんでこんな使用法?納得できないよー、と思いながら聞くから、頭に入らないんだ。
 うーん、アメリカの獣医療も、最近ヘンになってきているのか?最先端(みたいにみえる)研究とやらと、現実の医療現場との乖離にはいささか(というか、かなりか)危機感を覚えているのだけれど、それにしても。

 疑問の根底はどこにある?思うに、講演会の内容が「病気を診る」技術ばかり(まあ、これも百歩下がってってところだが)で、「患者を診る」技術はさっぱり、という点に帰着するか。患者を診なけりゃ、病気なんか治らんって。そこにイラつくんだろうな。

 帰ってから、ずうっと怖くて観ていなかったDVDの特典映像を観る。落ち着いてないと、動揺するのは目に見えてたから。感想。同じだな。彼の抱えていた問題の本質に医者が真剣に取り組まないで、上っ面の対応に終始していたから、こんな結果になった。医者を責めるのは簡単だが・・・・・・。彼の訴えは、本当に深刻だったと思う。つらかっただろうと思うと、たまらない。じゃ、どう対応すれば、彼を支えきることができたのか?答えが出てこない。もう、何ヶ月も考えているのに。医療なんてこんなもんか。力量不足、なのか、それとも・・・・・。

 結局ね、どこまで信じられるかだ、と思うんだけど。その人の力を。そうしないと、その人の持つ力を引き出せない。分かってはいるつもりなんだけど・・・・・・。
コメント
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