★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-07-17 09:43:10 | コンサート情報



<コンサート情報>



~辻󠄀井伸行 河口湖スペシャルGALA~

<1st stage> 辻󠄀井伸行 plays 久石譲&坂本龍一

  久石譲:羊と鋼の森/Summer/アシタカとサン/風の通り道
  坂本龍一:energy flow/シェルタリング・スカイ/戦場のメリークリスマス

<2nd stage>辻󠄀井伸行 plays ラヴェル&ドビュッシー

  ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット/亡き王女のためのパヴァーヌ/水の戯れ
  ドビュッシー:版画/喜びの島

ピアノ:辻󠄀井伸行

会場:河口湖ステラシアタ-(山梨県南都留郡富士河口湖町)

日時:2024年9月21日(土) 午後2時

 「富士山河口湖ピアノフェスティバル2024」(ピアニスト・イン・レジデンス:辻󠄀井伸行)が、2024年9月20日(金)/21日(土)/22日(日)/23日(月・休)に、辻󠄀井伸行/加古隆/清水和音/小曽根真 /曽根麻矢子/三浦文彰/松井秀太郎ほかの出演で開催される。この演奏会は、辻󠄀井伸行が弾く坂本龍一、久石譲の名作&印象派の美しい名曲の数々。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●新刊情報

2024-07-16 09:34:17 | 新刊情報



<新刊情報>




書名:ベルリオーズ ドラマと音楽~リスト・ワーグナーとの交流と共に~

著者:村山則子

発行:作品社

 リスト、パガニーニに支援され、シューマン、ショパンの支持を受け、ワーグナーに比肩しながら母国での活動に苦闘したフランス・ロマン主義の風雲児ベルリオーズ。書簡や自伝、主要作品の分析、錯綜する人間関係を通して多感な鬼才の人間像を剔出。「今回のベルリオーズはこれまでの三作のように一つの論点を設け、それを展開して結論に至る方式ではなく、むしろベルリオーズの人間性に焦点を当て、多方面からの視点を加えて、その立体像を浮かび上がらせることを心掛けた。彼の音楽作品については、その全体像を見るのではなく、あくまで「ドラマと音楽」という観点から、三作品のみに留めた。主に残された書簡や自伝から構成し、ベルリオーズ、そして彼を取り巻くワーグナーやリスト等の声が直接響き、こだまする作品にしたいと考えた」(「終わりに」より)


書名:バレンボイム/サイード 音楽と社会<新装版>

著者:ダニエル・バレンボイム、エドワード・W・サイード

編者:アラ・グゼリミアン

訳者:中野真紀子

発行:みすず書房

 エルサレム生まれカイロ育ち、ニューヨークに住むパレスチナ人エドワード・サイード。かたやユダヤ人としてブエノスアイレスに生まれ、イスラエル国籍、ロンドン、パリ、シカゴ、そしてベルリンを中心に活躍する指揮者・ピアニスト、ダニエル・バレンボイム。つねに境界をまたいで移動しつづけている二人が、音楽と文学と社会を語り尽くした6章。パレスチナとイスラエルの若き音楽家をともに招き、ともに学んだワイマール・ワークショップの話から、グローバリズムと土地、アイデンティティの問題、オスロ合意、フルトヴェングラー、ベートーヴェン、ワーグナーなど、白熱のセッションが続く。「わたしたちはあらゆる種類の関心事を共有する親しい友人として、二人いっしょに、自分たちの人生の相似したところ(パラレル)と相反したところ(パラドックス)を探求していたのである」——E・W・サイード。


書名:クラシック名盤復刻カタログ

著者:松本大輔

発行:青弓社

 廃盤になったレコードの名演奏をデジタル音源として復刻しているアリア・レーベルから厳選し、楽曲の背景にある演奏家と指揮者の人生や時代、人物の魅力とともに案内する。入手困難なヴァイオリニストの復刻盤、カラヤンの知る人ぞ知る貴重な録音も紹介する。ベートーヴェンの『運命』やチャイコフスキーの『悲愴』など、同じ楽曲でも演奏者や指揮者によって異なる魅力をもつクラシック音楽。思わず笑ってしまうものや予想を超える仰天の演奏を、楽曲の背景にある演奏家と指揮者の人生や時代、その人だけがもつ魅力とともに案内する。「悶絶必至のトスカニーニの演奏」や、戦争のなか開催されたフルトヴェングラーのコンサート録音などを幅広く紹介。入手困難なCDが多いヴァイオリニストの復刻盤、カラヤンの知る人ぞ知る貴重な録音にもふれる。クラシック・ファンはもちろん、初心者も「ちょっとだけ聴いたことがある」「名前は知っている」あの曲の名演や、これまで知らなかった演奏家の一面に出合える絶好のディスクガイド。


書名:あの素晴しい日々~加藤和彦、「加藤和彦」を語る~

著者:加藤和彦、前田祥丈

監修:牧村憲一

発行:百年舎

 2009年に亡くなった加藤和彦が生前、膨大な時間を掛けて受けたインタビューをまとめた一冊。その生い立ちからザ・フォーク・クルセダーズ、サディスティック・ミカ・バンド、ソロ以降、そして1993年当時の音楽観・人生観に至るまでを、古くから彼を知る前田祥丈が細部にわたって聞き、書き上げた。空前のブームとなった「帰って来たヨッパライ」はなぜ世に出ることになったのか。日本のバンドとして初めて世界的な評価を受けたサディスティック・ミカ・バンドの当時の活動。そして安井かずみとの日々……。「ここまで語るのか」とページを繰る手に思わす力が入ってしまうほど引き込まれてしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-07-15 09:46:47 | コンサート情報



<コンサート情報>



~アンティ・シーララと熊倉 優指揮九州交響楽団の共演~

モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」 作品74

ピアノ:アンティ・シーララ

指揮:熊倉 優

管弦楽:九州交響楽団

会場:福岡シンフォニーホール

日時:2024年7月31日(水) 午後7時

 ピアノのアンティ・シーララ(1979年生れ)はフィンランド、ヘルシンキ出身。同代の中でももっとも洗練されたピアニストの一人であり、その音色の多彩さや歌心に満ちたフレージング、知的な音楽表現が高く評価されている。シベリウス・アカデミーで学ぶ。1997年第10回「ウィーン・ベートーヴェン国際コンクール」で最年少で優勝。2000年「ロンドン国際ピアノコンクール」優勝。そして2003年「ダブリン国際ピアノコンクール」と「リーズ国際ピアノコンクール」優勝し、一躍、国際的な注目を浴びる。2004年シベリウス音楽院でベートーヴェンの全ピアノ作品を演奏した。2009/2010シーズンは、「ベルリン・フィルハーモニック・ピアノ・リサイタル・シリーズ」のアーティスト(シーララの他に、ピエール=ロラン・エマール、ラン・ラン、マルティン・ヘルムヒェン)に選ばれた。2006年から3年にわたり、コンツェルトハウス・ドルトムントの「ユンゲ・ヴィルデ」シリーズでアーティスト・イン・レジデンスを務めた。現在、ミュンヘン音楽大学の教授を務める。

 指揮の熊倉 優(1992年生まれ)は、東京都出身。作曲を16歳より、指揮を桐朋学園大学入学時より始める。桐朋学園大学(作曲専攻)卒業及び同研究科修了。指揮を梅田俊明、下野竜也に師事。第18回「東京国際音楽コンクール<指揮>」第3位、第26回「京都フランス音楽アカデミー」最優秀賞(第1位)、第12回「ドナウ国際指揮者コンクール」第2位。2016年から2019年まで、NHK交響楽団・首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ氏及び、同団アシスタントとして定期公演等に携わる。国内では、これまでに広島交響楽団、NHK交響楽団、九州交響楽団、群馬交響楽団、東京交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、東京都交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。また、欧州ではマスタークラスにおいて、カルロヴィ・ヴァリ交響楽団、ノース・チェコフィルハーモニー管弦楽団(テプリツェ)と共演。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●新譜CD情報

2024-07-12 09:40:01 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~葵トリオ ベートーヴェン:ピアノ・トリオ全集(I)~



ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1-2
        ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調「街の歌」 Op.11
        ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 Op.70-2

ピアノ三重奏:葵トリオ

        秋元孝介(ピアノ)
        小川響子(ヴァイオリン)
        伊東 裕(チェロ)

CD:ナミレコード WWCC-8011

 葵トリオ、いよいよ待望のベートーヴェン:ピアノ三重奏曲の全曲録音開始。

 ピアノ三重奏団「葵トリオ」は、ヴァイオリン:小川響子、チェロ:伊東裕、ピアノ:秋元孝介の東京芸術大学の大学院生と卒業生の3人により2016年に結成された。2018年9月にドイツ南部ミュンヘンで行われたドイツ公共放送ARD主催の第67回「ミュンヘン国際音楽コンクール」のピアノとバイオリン、チェロによる三重奏部門で第1位を獲得。同部門で日本からの入賞は初めて。「葵(AOI)」は、3人の名字の頭文字を取り、花言葉の「大望、豊かな実り」に由来する。第28 回「青山音楽賞」バロックザール賞、第29回「日本製鉄音楽賞」フレッシュアーティスト賞を受賞。現在はドイツを拠点に、ミュンヘン音楽大学でD.モメルツに師事しながら国内外で活動している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-07-11 09:38:47 | コンサート情報



<コンサート情報>



~メゾ・ソプラノ:藤村実穂子 広上淳一指揮京都市交響楽団のマーラー:交響曲 第3番~

マーラー:交響曲 第3番 ニ短調

メゾ・ソプラノ:藤村実穂子

合唱:京響コーラス(女声)/京都市少年合唱団

指揮:広上淳一

管弦楽:京都市交響楽団

会場:京都コンサートホール

日時:2024年8月24日(土)午後2時30分

 メゾ・ソプラノの藤村実穂子は、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了後、ミュンヘン音楽大学大学院に留学。在院中に「ワーグナー・コンクール」(バイロイト)で事実上の優勝、「マリア・カナルス・コンクール」優勝など数々の国際コンクールに入賞後、オーストリア第二のオペラハウス、グラーツ歌劇場の専属歌手として、幅広いメゾのレパートリーを歌う。2002年「バイロイト音楽祭」にデビュー(主役級としては日本人初)を果たす。この直前にもミュンヘン国立歌劇場の「ミュンヘンオペラフェスティバル」のオープニングとなる新演出 「ワルキューレ」の初日にもフリッカ役で出演したことで国際的な注目を集める。以来ミラノスカラ座、バイロイト音楽祭、ウィーン国立歌劇場などに出演。2002年「出光音楽賞」、2003年第54回「芸術選奨」文部科学大臣新人賞、2007年第37回「エクソンモービル」音楽賞洋楽部門奨励賞、2012年度「サントリー音楽賞」、2014年「紫綬褒章」をそれぞれ受賞(章)。
 
 指揮の広上淳一(1958年生れ)は、東京都出身。1984年第1回「キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」で優勝。1991年~2000年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者。1994年度「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。2008年京都市交響楽団常任指揮者就任(2014年より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)。2015年広上淳一が常任指揮者に就任してからの京都市交響楽団は驚異的な能力の向上を遂げたとして、京都市交響楽団とともに第46回(2014年度)「サントリー音楽賞」を受賞。2016年第36回「NHK交響楽団 有馬賞」受賞。2020年京都コンサートホール館長に就任。2021年日本フィルハーモニー交響楽団のフレンド・オブ・JPO(芸術顧問)に就任。2022年オーケストラ・アンサンブル金沢のアーティスティック・リーダーに就任。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-07-10 09:56:50 | コンサート情報



<コンサート情報>



~7年ぶりのロンドン・フィル来日公演 辻井伸行とロビン・ティチアーティ指揮ロンドン・フィルの共演~

ベートーヴェン:「エグモント」序曲
        ピアノ協奏曲第3番
        ピアノ協奏曲第5番 「皇帝」

ピアノ:辻井伸行

指揮:ロビン・ティチアーティ

管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

会場:サントリーホール

日時:2024年9月10日(火) 午後2時

 指揮のロビン・ティチアーティ(1983年生まれ)は、ロンドン出身。ヴァイオリン、ピアノ、パーカッション等を学び、ナショナル・ユース・オーケストラ・オブ・グレート・ブリテンに所属していたが、15歳で指揮者に転向。サー・コリン・デイヴィスとサー・サイモン・ラトルに師事。2009年から18年までスコットランド室内管弦楽団首席指揮者を務め、バンベルク交響楽団の首席客演指揮者としても活躍。2014年グラインドボーン音楽祭の音楽監督を務める。2017年ベルリン・ドイツ交響楽団音楽監督に就任。これまでにバイエルン放送響、ロンドン・フィル、ヨーロッパ室内管等に定期的に客演しているほか、近年では、ウィーン・フィル、ロンドン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フランス国立管、フィラデルフィア管等と共演している。2024年ベルリン・フィルとオスロ・フィルにデビューするほか、ベルリン国立歌劇場でもデビュー予定。英国王立音楽院の「サー・コリン・デイヴィス指揮フェロー」の地位に就いている。2019年音楽界での貢献が認められ、英国王室より大英帝国勲章(OBE)を授与された。

 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団は、1932年にサー・トーマス・ビーチャムにより創設。以来、世界有数のオーケストラとして称賛されている。ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールを拠点とし、イギリス国内外へのツアーも行うなど世界中の観客を前に演奏している。毎年夏にはグラインドボーン音楽祭のレジデントとしてオペラ公演を行っており、その模様はオンライン配信やTV放送等で視聴されている。ライヴ、スタジオ録音を独自レーベルからリリース。オンラインでは毎月1,500万回以上再生されており、世界で最もストリーミングされているオーケストラである。これまでの首席指揮者には、ベルナルト・ハイティンク、サー・ゲオルク・ショルティ、クラウス・テンシュテット、クルト・マズアといった歴史的な名指揮者たちが名を連ねている。2021年エドワード・ガードナーが第13代首席指揮者に就任。

 ピアノの辻井伸行(1988年生まれ)は、東京都出身。2005年第15回「ショパン国際ピアノコンクール」で「ポーランド批評家賞」を受賞。2009年「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝(日本人として初)。2009年文化庁長官表彰(国際芸術部門)、2010年第11回「ホテルオークラ音楽賞」及び第1回「岩谷時子賞」、2013年「日本ショパン協会賞」受賞。2013年英国最大のクラシック音楽の音楽祭”BBCプロムス”に出演し「歴史的成功」と称賛された。作曲家としても注目されており、映画「神様のカルテ」で第21回「日本映画批評家大賞」受賞。現在、欧米の一流オーケストラの定期公演にもたびたび招聘されており、世界的オーケストラとの共演が数多く予定されている。2024年日本人ピアニストとして初めて、クラシック音楽の名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」と専属契約を結んだ。

【辻井伸行とロビン・ティチアーティ指揮ロンドン・フィル来日演奏会】

浜松公演:2024年9月6日(金)
名古屋公演:2024年9月7日(土)
大阪公演:2024年9月8日(日)
東京公演:2024年9月10日(火)
東京公演:2024年9月11日(水)
東京公演:2024年9月12日(木)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●新譜CD情報

2024-07-09 09:45:17 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~イタリアの名指揮者  カルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団のマーラー: 交響曲第1番「巨人」~



マーラー: 交響曲第1番「巨人」

指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ

管弦楽:シカゴ交響楽団

録音:1971年3月30日

CD:タワーレコード(TOWER RECORDS DEFINITION SERIES)TDSA285

 ジュリーニ指揮シカゴ響の「巨人」を、従来以上の音質向上を目指し、音楽的な見地を持ってマスタリングを敢行した、本国アナログ・マスターテープよりの最新復刻盤。

 指揮のカルロ・マリア・ジュリーニ(1914年―2005年)は、イタリア、プッリャ州出身。最初はヴァイオリンを学んだが、サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団のヴィオラ奏者としてスタート。ヴィオラ奏者時代には、客演したブルーノ・ワルターなど当時の大指揮者の指揮に触れる機会を得る。1946年ローマRAI交響楽団首席指揮者、1950年ミラノRAI交響楽団首席指揮者、1953年ミラノ・スカラ座音楽監督、1969年シカゴ交響楽団の首席客演指揮者、1973年ウィーン交響楽団首席指揮者、1978年ロサンジェルス・フィルハーモニック音楽監督。以後、フリーの指揮者としてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団などヨーロッパの名門オーケストラに客演。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-07-08 09:38:35 | コンサート情報



<コンサート情報>



~PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌) GALAコンサート~

【第1部】

曲目:調整中

  オルガン:ウィリアム・フィールディング(第24代札幌コンサートホール専属オルガニスト)

グラズノフ:サクソフォン四重奏曲 作品109 から 第2楽章抜粋、第3楽章 他

  サクソフォン四重奏:ルミエサクソフォンカルテット

ハイドン:弦楽四重奏曲 変ロ長調 作品76 第4番 「日の出」から 他

  弦楽四重奏:リーザス・カルテット

【第2部】

モーツァルト:ピアノ協奏曲 第22番

  ピアノ:ティル・フェルナー

  指揮:マンフレート・ホーネック

  管弦楽:PMFアメリカ、PMFオーケストラ

マーラー:交響曲 第5番

  指揮:マンフレート・ホーネック

  管弦楽:PMFアメリカ、PMFオーケストラ

会場:札幌コンサートホール Kitara

日時:2024年7月28日(日曜日) 午後3時

 パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)は、1990年に、20世紀を代表する指揮者・作曲家のレナード・バーンスタイン(1918年―1990年)がロンドン交響楽団とともに札幌で創設した国際教育音楽祭。これまで四半世紀にわたり、世界中に延べ3,500人以上の優秀な音楽家を輩出してきた。PMFの中心は、世界を代表する音楽家を教授陣に迎え、オーディションで選ばれた世界各地から集まる若手音楽家を育成する教育プログラム「PMFアカデミー」。教育の成果は、札幌をはじめ各地で開催される演奏会で広く披露される。特に、アカデミー生により編成される「PMFオーケストラ」は、世界トップレベルのアジア随一のユースオーケストラとして、毎年多くの聴衆を魅了している。

 ピアノのティル・フェルナー(1972年生まれ)は、オーストリア出身。ウィーン市立音楽院で学ぶ。1993年、スイスのヴヴェイで開催された「クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール」で優勝。バロックから現代曲までレパートリーは幅広く、中でもJ・S・バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、リストの演奏で高い評価を得ている。テノールのマーク・パドモアと定期的に共演するほか、室内楽でもベルチャ弦楽四重奏団、ヴァイオリニストのリサ・バティアシュヴィリ、ヴィヴィアン・ハーグナー、チェリストのエイドリアン・ブレンデルなどと共演。2013年より、チューリッヒ芸術大学にて後進の指導にあたる。2016年、ベルチャ弦楽四重奏団と録音を行ったブラームスのピアノ五重奏曲が「ディアパゾン・ドール」を受賞。2019年「ブゾーニ国際ピアノコンクール」で審査委員長を務めた。

 指揮のマンフレート・ホーネック(1958年生まれ)は、オーストリア出身。ウィーン音楽院でヴァイオリンを学ぶ。1983年からウィーン国立歌劇場管弦楽団ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者を務める。その後、指揮者に転向し、1987年クラウディオ・アバドの下でグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の準指揮者を務める。以降、MDR交響楽団首席指揮者(1996年~1999年)、シュトゥットガルト州立歌劇場音楽総監督(2007年~2011年)、スウェーデン放送交響楽団首席指揮者・音楽監督(2000年~2006年)を歴任。2008年からピッツバーグ交響楽団首席指揮者・音楽監督を務めている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●新譜CD情報

2024-07-05 09:53:47 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~現代音楽に躍り出た尺八5人衆「The Shakuhachi 5」のデビュー・アルバム~



藤倉大:Shakuhachi Five(2020)
台信遼:Shape of Wind(2021)
ジョン・ケージ:Five(1988)
望月京:観音アナトミー(2023)
西村朗:五本の尺八のための〈沙羅双樹〉(2021)

尺八:The Shakuhachi 5
      
      小濱明人
      川村葵山
      黒田鈴尊
      小湊昭尚
      田嶋謙一

CD:カメラータ CMCD-28392
 
 現代音楽の最前線に躍り出た尺八5人衆。流派・伝統の枠を超え、新たな領域へ。古典のみならず、現代の表現を求め活動を続ける5人が結成した、超流派の尺八グループ「The Shakuhachi 5」。このCDは、尺八音楽の未来を開拓する気鋭の演奏家たちが、卓越したセンスと技術で、未知の音楽世界へと誘うデビュー・アルバム。
 
 「The Shakuhachi 5」は、古典のみならず、現代の表現を求め活動を続ける5人、小濱明人、川村葵山、黒田鈴尊、小湊昭尚、田嶋謙一が結成した超流派の尺八グループ。2020年、作曲家・藤倉大によるテレワーク作品「Longing fromafar」を本人の指揮と共に収録し動画を公開。同年、邦楽ジャーナル誌の表紙を飾り、巻頭インタビューも掲載された。積極的に委嘱初演を行い、尺八音楽の未来を開拓している。
 
 小濱明人:石川利光に師事。NHK邦楽技能者育成会修了。尺八新人王決定戦優勝。川村葵山:尺八を父、川村泰山に師事。くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞受賞。都山流全国本曲コンクール金賞受賞。黒田鈴尊:二代・三代青木鈴慕に師事。国際尺八コンクール2018 inロンドン優勝。小湊昭尚:琴古流尺八奏者、民謡小湊流三代目家元。故人間国宝山口五郎氏に師事。東京藝術大学邦楽科卒業。田嶋謙一:2006年東京藝術大学邦楽科卒業、2009年~2012年同大学助手。2014年第69回文化庁芸術祭新人賞受賞。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-07-04 09:40:18 | コンサート情報



<コンサート情報>



~アジアの優秀な若手音楽家が集う ”アジアユースオーケストラ(AYO)” 横浜公演&東京公演~

ラヴェル:ダフネとクロエ第2組曲
ラロ:チェロ協奏曲
ドビュッシー:交響詩「海」
ラヴェル:ボレロ

チェロ:アルバン・ゲルハルト

指揮:ジョセフ・バスティアン(AYO首席指揮者)

管弦楽:アジアユースオーケストラ(AYO)

日時&会場:8月28日(水)午後7時 神奈川県立音楽堂
      8月31日(土)午後3時 東京オペラシティ コンサートホール


ガーシュウィン:歌劇「ポギーとべス」交響的絵画(編曲:R.R.ベネット)
バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」より シンフォニック・ダンス
レスピーギ:交響詩「ローマの松」
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」

指揮:ヤデル・ビニャミーニ(AYO首席客演指揮者)

管弦楽:アジアユースオーケストラ(AYO)

会場:東京オペラシティ コンサートホール

日時:2024年8月30日(金)午後7時 

 アジアユースオーケストラ(asian youth orchestra(AYO))は、アジアの優秀な若手音楽家が集い、6週間活動する一夏限りのオーケストラとして、世界的ヴァイオリニストであったユーディ・メニューイン(1916年―1999年)と上海音楽院で教鞭を持ち、アジアの音楽発展に長年携わってきたリチャード・パンチャスの二人によって、アジア初のプレプロフェッショナルオーケストラとして1990年に設立された。著名な指揮者やソリストとの高度な学習・演奏・海外演奏旅行を提供。1990年8月の初回公演はメニューインが指揮し、これまでにアジア・ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアで430回の公演を行い100万人以上の観客を魅了してきた。毎年アジア各地(中国、香港、台湾、日本、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの11カ国・地域)で行われる厳しいオーディションから選出された17歳から29歳までの約100名の才能豊かな若い音楽家が集い、授業料なしの文化交流の夏季講習として実施される。香港などにおいて3週間のリハーサルキャンプ、アメリカ・ヨーロッパ(ボルティモア交響楽団・ボストン交響楽団・アトランタ交響楽団・ミラノスカラ座)などからの講師陣の指導を受け、国際的に活躍する著名な指揮者やソリストとともに3週間の演奏ツアーを行い、一夏6週間限りのオーケストラとして活動を行っている。アジアのみならず、アメリカ・ホワイトハウス、国連本部、ニューヨークのエイベリーフィッシャーホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ベルリンのコンツェルトハウス、ウィーンのコンツェルトハウス、シドニーのオペラハウスなど欧米でも数々の演奏をしている。2010年「高松宮殿下記念世界文化賞」若手芸術家奨励賞、2015年第20回「日経アジア賞」文化・社会部門を受賞。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする