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★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●新刊情報

2025-04-15 09:38:35 | 新刊情報



<新刊情報>




書名:バッハ「平均律」解読(I)《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》全24曲

著者:小鍛冶邦隆

発行:アルテスパブリッシング

 秘められた〈音楽の知〉を可視化する!作曲家の視点から〈聖典〉にメスを入れ、バッハの意図と創作過程を明らかにする。現代日本を代表する作曲家のひとりである著者が、ドイツ・バロック音楽の総決算にして、バッハのキャリア前半の「白書」ともいえる《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》全24曲を、各曲ごとの解説と書き込み入り楽譜(2色刷)で読み解く。現代の作曲家の視点によるピアノ演奏実践への手引きとして活用できるだけでなく、当時の作曲における慣例や伝統を知り、創作過程をたどることのできる刺激的なバッハ論ともなっている。対位法・フーガ・調的連関によってネットワーク化され、重層構造をなす作品の様相から、バッハの革新性にせまり、そこに秘められた〈音楽の知〉を可視化する。


書名:クラウディオ・アバド~静かな革命家~

著者:ヴォルフガング・シュライバー

発行:春秋社

 世界的指揮者、クラウディオ・アバド(1933年―2014年)の評伝。カラヤン亡き後のベルリンフィルの芸術監督として一時代を築き、音楽界を牽引。現代音楽への取り組みや、ルツェルン音楽祭、若手の積極的な育成など、次世代に果たした役割も大きい。その華々しいキャリアと、静かに燃える芸術の根源に迫る。


書名:歴史と学ぶ 教養としてのオペラ

著者:島田優理子

発行:ベレ出版

 同書は、あらすじと史実の解説で、オペラが「わかる・楽しめる」ようになる入門書。オペラの曲や作品名は聞いたことがあるものの、内容はよく知らないし、なんとなくハードルが高いと感じている方も少なくない。実はオペラは、復讐・愛憎・駆け引きなど人間くさいテーマが多く、外国語であっても、あらすじがわかれば親しみを持って楽しめるものがほとんど。またオペラは、史実そのものを題材としているものも数多くある。なので歴史のあらましを知っておけば、オペラの理解も深まるし、歴史の勉強にもなる。同書では、第Ⅰ部でオペラで使われる用語や鑑賞の仕方などの基礎知識を解説し、第Ⅱ部で有名なオペラ20作品を取り上げている。作品ごとにあらすじや見どころ・聴きどころなどを紹介し、さらに作品にまつわる実際の歴史(おもにヨーロッパ史)を解説。作曲家が生きた時代や原作の社会的背景などもわかり、あらすじは単なる要約ではなく、臨場感豊かに描かれているので短編小説のように楽しめる。教養として知っておきたいオペラの知識と魅力が詰まった一冊。


書名:脳は耳で感動する

著者:養老孟司、久石 譲

発行:実業之日本社

 同書は、養老孟司×久石譲 対談集。脳科学と音楽が織りなす驚きの世界へ、あなたを誘う。解剖学者・養老孟司と作曲家・久石 譲が、脳と音楽の不思議な関係を紐解く画期的な一冊。なぜ人は音楽に感動するのか? 映像と音楽のシンクロはどのように起こるのか? 脳科学の視点から音楽の魅力に迫る。脳と音楽の関係を、わかりやすく解説。久石 譲の作曲秘話や、養老孟司の斬新な視点が満載。音楽の楽しみ方が変わる、新しい知見の数々。音楽ファンはもちろん、脳科学に興味がある方にもおすすめ。この一冊で、あなたの音楽体験が劇的に変わるかもしれない。今すぐ手に取って、音楽と脳の深遠な世界を探検しませんか?
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