発光ダイオード(LED)照明の中には、ごく弱い光でもホタルの産卵や幼虫の行動に悪影響を与えるものがあることが、国立環境研究所生物圏環境研究領域の宮下衛さんの実験で30日、明らかになった。
影響が大きい波長の光は、照明や街灯などにも使われており、すでにホタルの繁殖に悪影響を与えている可能性もあるという。
宮下さんは、成虫の飼育装置を箱で覆って暗くし、人工的に昼夜をつくった環境で飼育。「夜」の間に五色のLEDランプで照らした場合と暗いままの場合の産卵とふ化を比較した。
受精卵を産んだゲンジボタルは、暗いままの場合は80%だったが、黄色のLEDでは0・1ルクスでもゼロになり、赤のLEDでは10ルクスで20%に低下した。雄と雌は自らの光でコミュニケーションを取るが、LEDの光によって妨げられ、交尾できなかったらしい。
[msn産経ニュース 2009年03月30日]
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090330/scn0903300916002-n1.htm
影響が大きい波長の光は、照明や街灯などにも使われており、すでにホタルの繁殖に悪影響を与えている可能性もあるという。
宮下さんは、成虫の飼育装置を箱で覆って暗くし、人工的に昼夜をつくった環境で飼育。「夜」の間に五色のLEDランプで照らした場合と暗いままの場合の産卵とふ化を比較した。
受精卵を産んだゲンジボタルは、暗いままの場合は80%だったが、黄色のLEDでは0・1ルクスでもゼロになり、赤のLEDでは10ルクスで20%に低下した。雄と雌は自らの光でコミュニケーションを取るが、LEDの光によって妨げられ、交尾できなかったらしい。
[msn産経ニュース 2009年03月30日]
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090330/scn0903300916002-n1.htm