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小笠原移送のアホウドリ北へ、人工衛星で確認=山階鳥類研究所

2008年07月03日 | 生きもの色々
 伊豆諸島・鳥島からヘリコプターで移送し小笠原諸島・聟島で人工飼育後、5月に巣立ちしたアホウドリのひなについて山階鳥類研究所は3日、人工衛星による追跡で、野生のひなと同様に北を目指して飛んでいることが分かったと発表した。

 速度は成鳥並みの時速20-30キロとみられ、聟島から約3900キロ離れたカムチャツカ半島東で確認されたひなもいた。鳥島を巣立った野生のひなと行動や進路はほぼ同じで、同研究所は「まさに本能だろう。移送は、巣立ち後の進路を狂わせるかと心配したが、影響はなく安心した」としている。

 ひなの追跡調査は初めて。移送したうちの5羽と野生の5羽に発信機を付け、発信機の故障などとみられる2羽を除き、受信が続いている。

 同研究所の分析では、巣立ったひなの多くは1週間ほど海面を漂った後に本格的な飛行を開始。当初は東に向かったり、西に向きを変えたりしていたが、6月4日ごろに進路を北に変えた。

 その後も迷走を続けながら北に向かい、成鳥なら10日ほどで到達するアリューシャン列島まで、最も早いひなで約1カ月かかった。(共同通信)

[京都新聞 2008年07月03日]
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008070300121&genre=G1&area=Z10

東邦大学メディアネットセンター バーチャルラボラトリー
アホウドリ復活への軌跡
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/ahoudori/index.html



 うれしいニュース。
 以前テレビで観たアホウドリの雄姿、2mをゆうに超える翼でほとんど羽ばたかず空を滑るように飛翔する姿に感動しました。 長旅、気をつけて。元気に還って来て、新しい棲家でもたくさん繁殖してほしいと思います。


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