名古屋大学の研究グループが、ヒト体内にも存在し、細胞内で情報を伝達する「Gたんぱく質」の受容体の立体構造を、スルメイカを使った研究で突き止め、15日、英科学誌ネイチャーに発表した。
Gたんぱく質の受容体の立体構造は、医薬品を効率よく開発・製造するために必要不可欠な情報。現在、研究に利用されている牛よりも、スルメイカの方がヒトに近い。今回の成果により、アレルギーや血管収縮・拡張などの新薬開発の促進が期待されるという。
[時事ドットコム / 2008年05月15日]
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200805/2008051500027&rel=j&g=soc
神山勉教授と村上緑助教らの研究チームは、スルメイカの網膜から明るさと色覚を感知するGたんぱく質の受容体「ロドプシン」を取り出し、原子・分子を規則的に並べる結晶化に成功した。
その上で、ロドプシンの結晶に大型放射光施設「SPring8」(兵庫県)でX線を当てて解析。ロドプシン2分子が天然の脂質を挟んで横向きに緩く結合した上で、情報を伝達することなどを突き止めた。(了)
[時事通信出版局・内外教育研究会 2008年05月15日]
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20080515-1
Gたんぱく質の受容体の立体構造は、医薬品を効率よく開発・製造するために必要不可欠な情報。現在、研究に利用されている牛よりも、スルメイカの方がヒトに近い。今回の成果により、アレルギーや血管収縮・拡張などの新薬開発の促進が期待されるという。
[時事ドットコム / 2008年05月15日]
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200805/2008051500027&rel=j&g=soc
神山勉教授と村上緑助教らの研究チームは、スルメイカの網膜から明るさと色覚を感知するGたんぱく質の受容体「ロドプシン」を取り出し、原子・分子を規則的に並べる結晶化に成功した。
その上で、ロドプシンの結晶に大型放射光施設「SPring8」(兵庫県)でX線を当てて解析。ロドプシン2分子が天然の脂質を挟んで横向きに緩く結合した上で、情報を伝達することなどを突き止めた。(了)
[時事通信出版局・内外教育研究会 2008年05月15日]
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20080515-1