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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

抗がん剤使って関節リウマチ治療=東京医科歯科大学

2008年01月28日 | 創薬
 東京医科歯科大学の上阪等准教授(膠原(こうげん)病・リウマチ内科)らの研究チームは28日、抗がん剤で関節リウマチを治療する方法を開発したと発表した。

 マウスの実験で有効性を確認しており、10年で臨床試験実施にこぎつけたいという。成果は米免疫学会誌に掲載された。

 関節リウマチは、過剰な免疫反応が原因で分泌された物質が、関節内にある滑膜細胞を異常に増殖させ、骨の破壊、関節の変形などを起こす病気。国内に60~80万人の患者がいると推定される。

 上阪准教授らは、一部の抗がん剤が、滑膜細胞の増殖に重要な役割を果たしている酵素の働きを妨げることに着目。リウマチのマウスにこの抗がん剤を投与し、症状が改善することを確認した。投与量はがんの場合の3分の1で済み、副作用も少ない。

[読売新聞 / 2008年01月28日]
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080128-OYT1T00561.htm

東京医科歯科大学 プレスリリース
「関節リウマチ制圧に向けた新しい抗リウマチ薬の発見」
-従来薬と異なる作用メカニズムをもつ新種類の抗リウマチ薬-
http://www.tmd.ac.jp/cmn/soumu/kouhou/kisyakaiken20080128-1.html
http://www.tmd.ac.jp/cmn/soumu/kouhou/news20080128-1.htm


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