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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

脳神経の伝達回路、一部解明=統合失調症研究に期待=理化学研究所

2007年09月08日 | 脳、神経
 脳で細長い樹木のような神経細胞同士が接合するシナプスでは、情報を送る軸索側の表面にある2種類のたんぱく質に応じて、情報を受ける樹状突起側の2種類のたんぱく質の分布が決まり、1対1の対応関係で結合することが分かった。理化学研究所脳科学総合研究センターの西村幸子研究員らがマウスの実験で突き止め、8日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 この軸索の先端部にあるたんぱく質「ネトリンG1」と、根元部にある「ネトリンG2」は、統合失調症に関連する可能性があることが患者の調査で分かっている。シナプスの複雑な送受信回路の一端が明らかになり、発症メカニズムの解明が進むと期待される。

[時事ドットコム / 2007年09月08日]
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007090800288

理化学研究所 プレスリリース
 2組のタンパク質のペアが脳の神経回路を“区画化”していることを発見
 - 複雑な脳における情報伝達経路を整理するシンプルな仕組み -
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2007/070904/index.html


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