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永遠のナゾがついに解明、恐竜時代の化石のオリジナルの色の判別に成功=イェール大学

2008年07月11日 | 生きもの色々
【Technobahn 2008/7/11 15:01】化石の研究から恐竜など古生物の生態の解明はかなり進んできているが、それでも未だに判らないことがある。果たして恐竜はどういう色をしていたかということだ。

 しかし、この恐竜の色を巡るナゾを解明する手掛かりを米研究者が見つけ、専門誌に研究発表を行っていたことが8日、米研究機関の発表により明らかとなった。

 この研究発表を行ったのは米イェール大学のヤコブ・バンター研究員。

 バンター研究員はブラジルとデンマークで発見された1億年前の恐竜時代の羽の化石を電子顕微鏡を使って分析することで化石の中に、当初は化石化したバクテリアだと思われていた構造部分が、実はメラニン色素を含む細胞「メラノソーム(melanosomes)」であることを発見。

 その上で、バンター研究員はメラニン色素の構造は数百万年から数億年が経過しても化石化することで原型を止めることが可能なこと、更に、化石化メラノソームの構造を分析することで、オリジナルの色がどのようなものだったのか、判別することに成功した。

 バンター研究員は羽に覆われた恐竜の皮膚組織の保存状態の良い化石が見つかれば、化石化したメラノソームの構造を分析することで恐竜はどのような色をしていたのか、解明することも可能だと述べている。

[Technobahn 2008年07月11日]
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200807111501


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