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左右混線防ぐたんぱく質、脊髄の運動制御神経で発見-がん新治療法開発に期待=理研、京都大学、産総研

2007年08月25日 | 脳、神経
 身体を左右独立して動かせるのは、神経回路が脊髄(せきずい)の左右で分離しているためだが、マウスの成長過程でこの左右「混線」を防ぐたんぱく質が見つかった。理化学研究所と京都大、産業技術総合研究所の研究チームが24日付の米科学誌セルに発表した。両手が同時に動いてしまう人間の遺伝疾患の原因解明のほか、がん細胞に伸びる新生血管を止める新治療法の開発に役立つと期待される。
 理研脳科学総合研究センターの岩里琢治・副チームリーダーらは、ウサギのように両脚をそろえて跳びはねる突然変異のマウスを発見。脊髄を調べると、運動を制御する神経が正中(せいちゅう)線を越えて反対側に伸び、身体を左右独立に動かせない状態だった。遺伝情報を解析すると、2番染色体にある「αキメリン」の遺伝子が壊れていた。

[時事ドットコム / 2007年08月25日]
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007082500031


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