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ベニバナの種で「血管年齢」改善=味の素健康基盤研究所、京都府立医科大学、福島県立医科大学

2007年07月13日 | 食品・栄養
 染料や食用油の原料になるベニバナ(紅花)の種子に多く含まれるポリフェノール成分に、血管の硬化を抑える働きがあることが、味の素健康基盤研究所と京都府立医大、福島県立医大の共同研究で分かった。心筋梗塞(こうそく)や狭心症、脳卒中など動脈硬化による疾患の予防に役立つと期待される。

 13日から大阪で開かれる日本動脈硬化学会で発表する。


 研究グループは、ベニバナの種子に多く含まれる2種類のポリフェノール(クマロイルセロトニン、フェルロイルセロトニン)に着目。動脈硬化症を自然に発症するウサギにこの成分を食べさせると、血管年齢(血管の硬さ)の指標となる脈波伝播(でんぱ)速度(脈が伝わる速さ)の上昇が抑えられることを確かめた。


 また、この成分は血管の内側で、強い抗酸化作用により炎症反応などを抑え、血管組織の硬化を抑制していることが、マウスを使った実験から示唆された。


 さらに、味の素の男性社員20人に、この成分を4週間摂取してもらったところ、血管年齢が高めの14人では摂取前よりも脈波伝播速度が下がり、ヒトでも血管の柔軟性を維持する効果がある可能性が示された。


 2種類のポリフェノール成分は1キロの種子に約3グラム含まれており、含有率は米やトウモロコシの100倍以上。ベニバナの種子はエチオピアでは一般的に食用とされ、韓国や日本でも一部で食べられているという。(中本哲也)


[産経新聞(GOO配信 / 2007年07月13日]
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/m20070713001.html

味の素株式会社 ホームページ
http://www.ajinomoto.co.jp/
・プレスリリース
 紅花種子特有のポリフェノール成分に“血管年齢”改善効果を発見
 -第39回日本動脈硬化学会にて発表-
http://www.ajinomoto.co.jp/press/2007_07_11.html

ベニバナの種で「血管年齢」改善(産経新聞) - goo ニュース


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