マウスやショウジョウバエ、線虫などでは、厳しいカロリー制限を続けると寿命が延びる効果が知られるが、この効果に重要な役割を果たす遺伝子が線虫で見つかった。米ソーク研究所の研究チームが3日、英科学誌ネイチャーの電子版に発表した。
この遺伝子「pha-4」は、よく似た遺伝子群がマウスや人間にもあり、空腹で血糖値が下がった際に膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモン「グルカゴン」の生産を制御する働きがある。グルカゴンは肝臓のグリコーゲンをブドウ糖に変える作用を促す。
肥満ではない人がカロリー制限を続けた場合、寿命が延びるかどうかははっきりしない。しかし、これらの遺伝子の作用メカニズムの解明が進めば、老化を遅らせる抗加齢(アンチエイジング)医療への応用が期待される。
[時事ドットコム / 2007年05月03日]
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007050300038
この遺伝子「pha-4」は、よく似た遺伝子群がマウスや人間にもあり、空腹で血糖値が下がった際に膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモン「グルカゴン」の生産を制御する働きがある。グルカゴンは肝臓のグリコーゲンをブドウ糖に変える作用を促す。
肥満ではない人がカロリー制限を続けた場合、寿命が延びるかどうかははっきりしない。しかし、これらの遺伝子の作用メカニズムの解明が進めば、老化を遅らせる抗加齢(アンチエイジング)医療への応用が期待される。
[時事ドットコム / 2007年05月03日]
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007050300038