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受動喫煙で認知症リスク増=30年以上で3割アップ、初調査=カリフォルニア大学バークレー校

2007年06月25日 | 脳、神経
 他人のたばこの煙に長年さらされると、認知症のリスクが高まることが、米カリフォルニア大バークレー校のタデウス・ヘイト氏らの調査研究で分かった。受動喫煙と認知症に関する調査は初めてとみられ、先月開かれた米国神経学会で発表された。
 この研究は、認知症でない65歳以上の男女約3600人を対象に、喫煙や心血管疾患の有無などを調査。心血管疾患のない非喫煙者985人(うち受動喫煙者495人)を6年間追跡し、認知症の発症率を調べた。
 この結果、30年以上受動喫煙しているグループは、受動喫煙していないグループと比べ、認知症発症のリスクが約3割高かった。
 脳に血液を供給する頚(けい)動脈に異常がある場合、この傾向がより顕著であることも分かった。30年以上受動喫煙していて頚動脈の異常がある人は、受動喫煙も異常もない人の2.4倍のリスクだった。

[時事ドットコム / 2007年06月25日]
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007062500019


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