ラットは今日も、きみのために。

マウスも研究者も頑張っています。
医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

禿げの遺伝子を特定 7人に1人は生まれながらに禿げる運命=マギル大、グラクソ・スミスクラインら

2008年10月14日 | 生きもの色々
【Technobahn 2008/10/14 19:22】
3分の1の男性は45歳までに禿げることが知られているが、禿げの原因は遺伝的要素や、生活習慣などの複雑に絡み、これまでにはっきりと原因解明が行われたことはなかった。

 そのような中、加マギル大学、英キングズカレッジ、英医薬品大手のグラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)社による共同研究グループが禿げにつながる2種類の遺伝的変移の特定に成功していたことが12日、英科学雑誌「ネイチャー・ジェネティックス(Nature Genetics)」に掲載された論文によって明らかとなった。

 研究グループは1125名に渡るコーカソイド(いわゆる白人)のゲノム分析を実施。その結果、禿げには2種類のX染色体の遺伝的変移が関わっていることを突き止め、その後、更に1650名のコーカソイドのゲノム分析を実施することにより、分析結果が正しいことを確認したと述べている。

 研究グループでは禿げの80%はこの2種類の遺伝的変移が原因だとした上で、禿げの遺伝子は母親から子へ、母系統の家系を通じて受け継がれてきたものではないかと推論している。

 研究グループによると7人に1人は遺伝的に生まれながらにして禿げる運命にあるとしおり、X染色体の染色体番号20に遺伝的変移のリスクがある場合、その人が禿げる可能性はそうでない場合の7倍にも達すると述べている。

 禿げの遺伝子の特定に成功したのは今回の成果が史上初となる。
[techno barn 2008年10月14日]
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200810141922

最新の画像もっと見る