「障害者差別解消法」ってなに?
放送日
6月5日(日)夜7:00
再放送6月10日(金)0:00(木曜深夜)
出演者
秋元才加 向井康二 草間リチャード敬太(関西ジャニーズJr.)ほか
内容
出演者
- 秋元才加さん (タレント)
- 向井康二さん (関西ジャニーズJr.)
- 草間リチャード敬太さん (関西ジャニーズJr.)
- あそどっぐさん (せき髄性筋萎縮症)
障害者○○解消法って知ってる?
今年4月1日に施行されたばかりの「障害者差別解消法」。まずはこの法律、一般の人たちにいったいどのくらい知られているのか!?という疑問を検証するべく、関西ジャニーズJr.のふたりが、街頭でインタビュー調査を敢行!結果は・・・なんと、44人中知っていたのはわずか3人!!だった。
特別授業を開講!
そこで今回のバリバラでは、特別授業を開講!調査にあたった関西ジャニーズJr.のふたりと、秋元才加さんを生徒に迎え、このほとんど知られていない「障害者差別解消法」を学校の授業さながら学んでいくことに。講師陣は、あそどっぐ、大橋グレース、玉木幸則校長。
1時間目【基礎編】あそどっぐ×エグスプロージョンで学ぶ障害者差別解消法
1時間目の授業担当は、「寝たきりのコント職人」として「バリバラ」でおなじみの、あそどっぐ。あそどっぐ先生が用意したのは、障害者差別解消法を広く知ってもらうためのプロモーションビデオ。中高生に絶大な人気を誇るダンスユニット「エグスプロージョン」との異色コラボが実現した!
“レストランに車いすで行ったら入店を拒否された” “エレベーターのない駅で対応できないので隣の駅を使ってと言われた”など、あそどっぐが自身や知り合いの障害者の体験談をもとに詞を書き、エグスプロージョンの2人が作曲&ダンスパフォーマンス。“キレキレの”プロモーションビデオができあがった。
あそどっぐ×エグスプロージョン「障害者差別解消法」の動画はこちら
2時間目【応用編】合理的配慮とは?
グレース先生のキーワードは、「合理的配慮」。障害者差別解消法では、障害のある人からの求めに応じて、負担になりすぎない範囲で、「合理的な配慮」を行うようにと定めている。国や役所には法的義務、民間事業者には努力義務が課せられている。では、「合理的配慮」とは何なのか?ある事例をもとに考えた。車いすを利用している人がレストランに行ったら、店が狭くて車いすで入店されると他の客の迷惑になる、と入店を断られてしまった、というケース。
- リチャード
- 「1番入口に近い人に席をかわってもらう、とか」
- 秋元
- お客様に『車いすの方が来店されるので、ちょっと道を広げていただいてもよろしいですか?』ってアナウンスする」
- 玉木校長
- 「どう?たとえば、『今からリチャードさん入りますけど、いいですか?』とかって聞かれると」
- リチャード
- 「それはね、ちょっとそこまでは・・・って」
- 玉木校長
- 「だからそこの微妙な気持ちとかも、ほんとに確認しながらなんですね」
3時間目【特別授業】合理的配慮の好事例
スーパーで働く男性(自閉症スペクトラム)は、働きはじめたころ、曜日によって出勤時間が違い、遅刻を繰り返してしまっていた。障害の特性から、環境の変化が苦手で、生活リズムを崩していたためだった。男性は、店長に、自分の障害の特性をきちんと伝え、相談したところ、出勤時間のばらつきをなくし、時間を統一してもらう配慮を受けられた。そうすることで遅刻も欠勤もなくなった。
合理的配慮のポイントは、その人の意向を尊重しながら、それぞれの特徴や状況に応じた配慮を考えること。また、配慮する側の負担が重すぎる場合には、ほかにどんな工夫ができるか対話を重ねていくことが重要、ということを学んで今日の授業は終了!
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