つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

オーケストラの首席の心得(その1)

2009年04月12日 07時59分56秒 | Weblog
オーケストラの首席には、何が必要か?

<あるときは指揮官、またあるときは特攻隊長、またあるときは警察官>

実は、前から温めていた「オーケストラの首席の心得」を、私の独断と偏見でもってお話してみようと思います。

<あるときは指揮官>
まず、そもそも首席奏者は上手くなくてはダメです。特に団員の中での評価が一番大事でしょう。「あいつには敵わない」と言わせるくらいの腕が要ります。
でも。上手く弾ける人ならOK!ということなら、コンクールで賞を取れる人は皆んな首席になれるということになります。
ところが、それだけじゃ、首席としてまだまだ足りません。
70人近い音楽家がひとつの音楽を同じ方向を向いて演奏する時、基本は指揮者が提示したテンポなり表情なりあって、それを揃えていくためのリハーサルがあるわけです。
指揮者は、全体に指示を出す場合と個別に出す場合とがあって、そのまま聞いて理解出来る時は何もしなくていいです。
でも、そのままだと誤解を招く場合もあって、その際は首席が判断して、より的確な指示を出す、あるいは行動で示すことが必要です。

つづく

親父のいい話

2009年04月11日 00時53分45秒 | Weblog
先日の幼稚園の始業式でのこと。
新園児と保母さんたちを前にしての親父(園主)の話でした。

子供のしつけ
「三つ子の魂」の喩えにあるように、この時期は人格形成の大事な時でもあります。
良いことと悪いことの分別を出来るようにしてあげなくてはいけないですが、悪いことをした子供を叱りつけるのは簡単だけども、そうではなくて、そんな子供でも何か良いことが出来るところを見つけて評価して、褒めていくなかで、悪いことをしなくなるように仕向けるのが、良いしつけ方なのではないか。
例えば、箱の中に種を入れておいて、その箱に一箇所穴を開けて暫くすると、良い種も悪い種も一緒になって、その穴のほうに向かって芽を伸ばしてくるように、叱ったり「ダメダメ」と言って押さえつけるのでなく、興味を上手に引っ張ることで、良い子は益々伸び、悪い子もそれなりに良いほうに伸びるというように、上手く指導していってほしい。

という、お話でした。
どうです、いい話でしょう?




行ってきました

2009年04月09日 12時04分05秒 | Weblog
先日家族で松山に行ってきました。

有名な道後温泉本館前でパチリ。

そうそう、四国といえばお遍路さんの八十八箇所巡りで有名ですよね。
ホテルの近くを歩いていたら、このような石碑が。


「南無おふくぶさま」と書いてあるのでしょうか?
「おふくろさん」ならぬ「おふくぶさん」かな?
間違っていたら、どなたかご指摘下さい。

まだまだありました。


どなたかのお宅を失礼してパチッと撮らせていただきました。
時代を感じさせる、素敵なおうちでしたので!
著名な文豪が徘徊していた往事を偲ばせる建物ですねえ!

いやあ、温泉もいいし、食べ物も美味しいし、見所もたくさんあるし、観光するにはホントにいいところですよ。

おわり



そういえば!

2009年04月03日 03時51分09秒 | Weblog
そうそう、実は今度NHKの講座でお話をするのですが、そのなかでちょっとだけ演奏するんです。
講座の内容に関係して、フォーレの「夢のあとに」を弾くんですが、今回はチェロ「秋津 智承」ピアノ「秋津 智承」となります。
実はピアノを事前に録音して流しながらチェロを弾くからです。
昨晩はそのピアノ伴奏を録音するのに一苦労したのでした。
実は、高校時代にこの伴奏にえらく感動して、暗譜するまでに至りました。
その甲斐あって、昨日も殆ど譜面を見ないで弾けるのに、いざ録音しようと思うと、どこか間違えてしまって、楽譜を前に置いて弾いてみたものの、あまり意味が無く、結局暗譜で弾きました。
一時間くらいかかって、やっと一度だけ間違えずに弾けたのでした。

無論、そのあと深夜の乾杯をして寝たのはいうまでもありません。

チェロセミナーに向けて

2009年04月03日 03時30分41秒 | Weblog
このところ、5月のセミナーの編曲をしている。
今は、グリーグの弦楽のための Elegiac melodies より 「晩春」
というのをチェロ8人の合奏用に編曲した。
本来弦楽のオーケストラ用なので、ダブルベースも入れて最大9パートに分かれている。
これを8人用にするのは、物理的にはわけのないことだが、チェロのみで音を出すと実は簡単ではない。
音域は実音で全部弾けないのでオクターブ下げることが多いが、そうすることで和音の並びが密集と乖離の違いが出来て(専門的ですいません)、なかなかいただけない場合がある。
実際に音を出してみないとわからない部分があるが、この度のセミナーで初の音出しになる。
楽しみなような、一抹の不安も混じった何とも言えない期待感で一杯なのだ。





お知らせ

2009年04月01日 23時12分23秒 | Weblog
今日の広島はおかしな天気
風が強く、天気がコロコロ変わり、最後は寒い夜になりました

さて、お知らせです。
昨年NHK BS-hiで放送された、京都のお寺でバッハを弾いた番組が再放送されます。

NHK BS-hi クラシック倶楽部 『秋津智承 京都の庭園に響くバッハ』
(収録2008年5月14日 京都嵐山・宝厳院)
4月6日(月)6:00~6:55 NHK BShi
4月13日(月)13:00~13:55 NHK BShi

昨年見てらっしゃらない方は、是非ご覧下さい
よろしければ、感想のコメントなどいただけると嬉しいです

お知らせでした