つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

岡山でのレッスン

2009年06月07日 04時16分59秒 | Weblog
先日、岡山から来られているお弟子さんが、その方のお弟子さんたちを集めて、一日レッスンを敢行した。



僕も、何だか求められているものが、昔の斎藤先生のような存在になりつつあるのかな? と、何気に思う。
大人の方は主にグループレッスン(チェロアンサンブル)を、また、二人の子供も個人レッスンをする。
チェロアンサンブルは、例によってハーモニーの音合わせの要領についての指南となるが、これはホントに時間がかかるために、一時間の枠では、あっという間に終わってしまった。
あとの反省会で、次回は(定期のレッスンの予感)枠をもう少し多く取りましょう! ということを提案した。
子供のレッスンにはお父さんが(割と珍しいパターン)付きそいで来られていたが、お父さん同士が兄弟という、変わった取り合わせだった。
子供は二人とも男の子で、その一人は、帰国子女ならぬ男子(何と呼ぶのか?)で、集中力について問題があり、一曲の中で何度も間違えてしまっていた。
この子には、主に練習の仕方について指南した。
もう一人は全く性格が違い、暗譜で全部弾いてしまった。
ただ、基本的なチェロの構えがおかしいために、ある音が指が届かなくて、ひとつ違う音になってしまっていた。
いずれも、原因を細かく整理して、それぞれの機能を個別に正常にしてから、あとで組み立てるという作業になる。
問題は、その練習の段階で上手くいっているか、またはダメかの見極めが難しい。
要するに、集中しているかどうかで内容が全然変わってしまう。
そういえば、斎藤先生は「集中力」「注意力」にめっぽううるさかったのを記憶しているが、このことは音楽でもどの分野でも共通する話題だと、最近痛感している。
現に、一人のお父さんがお医者さんだったが、同じことをレッスンの仕方をみて、感じておられた。

ただ、今と昔では「厳しく!」か「楽しく!」の違いはあるようだ。