チイ子の日記

今日も元気に頑張ります!

怪我の功名

2016-12-17 10:42:24 | Weblog
やっとラロの全楽章の発表が終わりました。
結果は先生的には大成功との事でホッとしています。実は発表の2日前、学校の体育の時間にマット運動の倒立からの前転で、支えてくれるお友達がうっかり手を離してしまったようで首から落ちてしまったというハプニングがありました。
学校から電話が掛かってきて迎えに行き、そのまま病院へ。レントゲンを撮ってもらったところ、幸い骨には異常ありませんでしたが背中や肩が痛むらしく、痛み止めや湿布をもらって帰ってきました。
ヴァイオリンを試しに弾いてみたら、痛くて腕が上がらずG線まで届きません。届いても弱々しい音…どうしたものかと先生にご相談したところ、懇意にしている整体の先生に電話で色々聞いてくださったようで、処置や今後の相談も兼ねてその日の夜レッスンに伺いました。

まず、明後日の試演会を逃したくないチイ子の意向を聞いて、やる方向で話し合い。(これを逃すと年越ししてしまうのと、伴奏の先生のスケジュール確保がむずかしくなってくるので)
整体の先生がおっしゃるには、本人が弾きたいと思っているならば、やらせても大丈夫との事で、それによって痛みを最小限に弾くことが出来るし、治りも早いと。それから今まで長いこと弾いてきた事で身体がその動きに馴染んでいる為、比較的楽に運動が出来るだろうとの事でした。
怪我した当日は本当にロボットみたいだったのですが、ヴァイオリンの先生が整体の先生から教えて頂いた「頭のてっぺんと尾てい骨に手を当てる」という方法を試してみたところ、チイ子は「不思議、楽になった」と言っていました。
まず床(本当は畳が良いそう)にうつ伏せになって、尾てい骨の辺りを温めるイメージで手を置くだけ。頭のてっぺんは座った状態でつむじ付近にこれまた手を置くだけ。本当はその整体の先生にみせたいところですがお住まいが仙台なので詳しく話を聞いて頂くだけの処置法でしたが、チイ子には良い方向に効いたようです。
怪我の翌日、まだまだ演奏にロボット感が抜けません。それでもチイ子は「絶対弾くから」と言うので、駄目なら駄目でいいから一応チャレンジしてみようということになりました。
当日、弾いている姿があまりにも姿勢が良すぎて、今までより格好良くみえて驚きました。本人は背中や首が痛むのでピンと背筋を伸ばしてるだけなのですが…音も力強さが戻ってきていたので、もしかしたらいけるかな?と思い会場へ。
30分程のリハーサルの後、全楽章もこれまた30分。しっかり弾き切ることが出来ました。終わった後先生は「無駄な動きが無くて、運動が整理されていたから、音が真っ直ぐ飛んだわね。これからは本番の2日前お母様に二階から放り投げて貰いなさい(笑)今日の演奏は素晴らしかった!」と言ってくださいました。チイ子もホッとしてニコニコしていました。良かった〜
帰りに好きな雑誌を2冊も買って…お寿司屋さんで乾杯して帰ってきました。そして今日は背中が痛いと言いながらも自転車に乗ってお友達の家に遊びに行きました。もう大丈夫かなとも思いますが念のため気を付けて様子を見ていこうと思います。次の曲はヴィエニアフスキの1番。今日から譜読みが始まります。