ひいばあちゃんのお話の続き

ひいばあばのお話の続きを忘れないように
書いておきます。

南洋から引き上げてくる途中で乗っていた船が
沈められて、助かった話。本当にタイタニックみたい。
四百人くらい乗ってたけど助かったのは九十何人か。
ひいばあばはなんとその時おなかに赤ちゃんがいました。
チイ母のおじさんにあたる人です。無事生まれたんだね～すごい。
船の舳先に爆弾があたって沈むまでに四分だって！
すっごい大きい船だったそうだけど・・。

「さあ、奥さん一緒に飛び込みましょう！」
と言ってくれたのは偶然にもなんと有名な水泳の選手だったそう。
それでひいばあばは何だか安心して一緒に飛び込むことが出来たんだって。
すごい高さから飛び込んだために途中で気絶してしまい、
水も飲まずにすんだのも幸運。その水泳選手さんと身体を
紐でしばっていたので、あっという間に、なんと一番乗りで
救助されたそうです。
そしてその時誰かに託された女の子も一緒に飛び込ませて
その子も無事助かった。きっと親とはぐれてしまった子だったのかな。

そして助けてくれた船の船長さんがなんと群馬出身。
「へぇ～群馬のどこだい？」なんて話からとっても良くしてもらい、
みんなが寒さで震える中、ひいばあちゃんは部屋の中に入れてもらって
暖かく過ごす事が出来たそうです。きっとおなかの赤ちゃんのことも
気にかけてもらっていたのでしょうね。
だいぶ日本に近づいていたので、場所的にも寒いところだったらしく
もし震えるくらいの寒さの中長時間いたとしたら今ごろおじさんは・・？　笑

なんて劇的なんでしょう。運命ってスゴイな～！