風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

あれから1週間

2018-12-08 | 風の山から
百姓の娘が、こんな畑をと自分でも呆れています。春ごろから入退院を繰り返し、頭部にたまった血を抜いたり、ペースメーカーを入れたりすっかり弱ってしまった母は、もう畑をする気力もなくなり、綺麗に管理していた畑は、草だらけになっていた。
↓11月25日、実家に行く途中、ビオラを買いに寄った店で、玉ねぎの苗を見つけ、そういえば今頃の季節、玉ねぎの苗を植えていたと思い、苗と一緒に並べてあった、マルチと肥料も一緒に買って帰る。
100本には少し肥料が多いので、この一袋だと、3分の1ぐらい残したらいいですよと教えてくれた。
若いお兄さんが、玉ねぎの植え付けを説明してくれるのが、なんだか新鮮というか、我が家の息子など絶対知りえないし、玉ねぎの苗か、ネギの苗かの区別もつかんろうと思う。
お兄さん若いのに、よう知っていますねえ。専門ですかと聞くと、いや、まだ勉強中ですとにこやかに対応してくれた。


↑ビオラは、25日に何とか植え付けてきたが、玉ねぎはなかなか植える間がなくて、随分日が経って12月2日に植えたので、無事育つかどうかわからないが、妹と二人で、草を抜き耕して何とか植えてきたが、母が見てまあ何という畝といわなかったが、内心歯がゆく思ったことだろう。
時間があれば、『やさいの時間』を見ている私だが、あの藤田先生のパフォーマンスは、わざとらしいと思ったりしながらも(最近はあまりしなくなった)確かな技術というか、適当でない野菜作りというのを見せて貰っているというのに、畝はロープを張ってまっすぐに、種まきもロープに沿ったり、等間隔の穴にきちんと蒔いたり・・
恥さらしの畝をトップにするなんて、笑ってやってください。

この畝を見たら、藤田先生仰天するだろうと思いながら、次々と用事もあるし、そんなにりぐって(丁寧)なんかいられんわと、言い訳をしながら、普段は一日中立ちっぱなしということはない私が、昼食以外座る間もなく働き(行ったときになるべく片づけておかないと、またすぐ行かなければいけなくなるので)翌日は体中が痛くぼ~っとしていた。

ビオラは、1週間後しっかり根付いていた。


何時までも暖かく、石垣の陽だまりにゲンゲが咲いていた。もうかなり前から、ユズ取りの季節田んぼの陽だまりにゲンゲの花を見るのは珍しくなくなってはいた。
子どもの頃は、田んぼ一面ゲンゲ畑にしていたので、その名残で今も咲いているのだろうか。

追記『子どもの頃は、ゲンゲといっていましたが、いつの頃か、町から来た先生だったかレンゲと教えられ、ゲンゲじゃないと思っていましたが、図鑑にはゲンゲと書かれていたのでびっくり!
レンゲの方が言いやすいけど、子どもの頃のゲンゲ畑を思い出し書いてみました。ohisamaさんの疑問に追記しました。


↓向こうの山の色づきも今一つ。この山にリュウノウギクやリンドウが咲き、春には取るのが嫌になるくらい、ワラビやゼンマイが出ていたが、写真のようにカヤや、木が生えイノシシが、山芋や、オニユリの根をほぐって(掘り返す)大きな石を田んぼまで落としたり、ネットを張ってもたまったものではない。

昨年は、干し柿を作らなかった(と思う)ので、今年は作ってみようとえらく高い渋柿を買ってきた。今日は皮むき。折角のお天気に早く干さないとと思いながら、久しぶりの更新。

コメント (15)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月になりました | トップ | 日は過ぎて »
最新の画像もっと見る

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大変やねえ (流れ星)
2018-12-08 12:24:34
畝つくりは難しいと思うよ~。農家さんならいざ知らず、実際やってないと畝はできません。
今年同じ駅前のお店でエンドウ豆を買ってきて植えました。畝は立っていないし、蒔いた位置はあちこち。でも、収穫のみは楽しみにしています。
お母さん、今年色々と大変やったがですねえ。今までよう一人で頑張ってきたということですね。
これからが大変ですけど、私たちも同じく向かう道です。
返信する
ゲンゲ (ohisama)
2018-12-08 14:22:27
レンゲとも言いますね、昔、社宅の裏に広がるよそ様の畑に、毎春レンゲの花が咲いてきれいでした、でも、こんなに近くで見たことがなかったので、葉っぱも花も初めて見たのでちょっと驚いています。愛らしいですね。
お母様今年はあまり体調がよくなかったようですね、同じ県内でも離れていると心配ですね。風さんも体調にお気をつけてください。
花壇のビオラ賑やかでよいですね。
返信する
流れ星さんへ ()
2018-12-08 15:10:26
早速にありがとう♪
畝を立てるのは、うまくやれんかった。

最近まで、作っていた畑なのでクワも入りやすく、それほど苦労ではなかったけど、畝はねえ・・・

エンドウ蒔いたがですか、それは楽しみやねえ。これから蒔くのは遅いと思うので(こればあ温かったらかまんかもしれんけんど)
私も、ポット苗を買って、プランターで、育ててみようかなあ。

花も実も楽しめるよね。

母は元気すぎるほどだったのに、ガタガタと崩れてしまいました。まあもう歳だから、これぐらいが普通かもしれません。

生き方が、晩年を左右するとつくづく思うこの頃、それなりの生き方しかしてこなかった私は、それなりだと覚悟しています(汗)
返信する
ohisamaさんへ ()
2018-12-08 15:28:54
そうです。
今やゲンゲというより、レンゲが市民権ならぬ、国民権を得ていますねえ。

レンゲ、まじまじ見たことが、無かったがですねえ。

私たちは、最も身近な花だったような気がします。ニワトリにも刻んで与えていたし、寝転んで遊んだしね。

もう少し近ければ、と思っても仕方のないことですが、運転もできない私は、自力で行けば、高速バスで、神戸往復ぐらいかかります。

地方で住むということは、こんなことです。

何処もかも、荒れ果てていたら、余計わびしいだろうと、花を植え庭の掃除をして(山の枯れ葉が半端なく、草も生える)冷蔵庫の中もチェックして、毎日電話で、あれ食べた?と聞いたりしています。
近くにいる人は、私がするのが当たり前だと思ってはいないでしょうけど・・
返信する
 (ひととき)
2018-12-08 23:24:34
畝は難しそうです。
足跡が回りにいっぱいあって、一生懸命されたのがわかりますから、きっと美味しい玉ねぎができます。

ビオラでお庭が明るくなり、お母様の気も少し晴れるといいですね。
90を超えるのは、やはり大変だと改めて思います。

お母様が心配な中、お忙しい中、お時間を割いていただいて本当にありがとうございました。
お疲れになりませんように。
返信する
Unknown (kiki)
2018-12-09 10:49:08
おはようございます。
朝 外を見たら雪が・・・でも天気になって消えてしまいました。
今年初雪です。
お母様の具合は? 実家までの道のり 大変ですね。
御姉妹でお花を植えたり 玉ねぎを植えたり
お歳を取るという事は、身体のあちこちがわるくなりますものね。
今までおひとり生活 すごいと思います。
私もひとりですので、この先心配ですよ。
5日は高尾山 8日は伊豆下田まで行ってきました。
天気に恵まれ良かったです。
どうぞ 風さんも無理せずお過ごしくださいね。
返信する
こんにちは (多摩NTの住人)
2018-12-09 15:22:39
農業経験もなく、家庭菜園もやっていません。畝づくりは大変な作業なのでしょうね。私は小さい頃は「レンゲ」でした。植物観察を始めてから「ゲンゲ」と知った次第です。
返信する
ひとときさんへ ()
2018-12-10 11:31:38
いつもコメントいただきながら、遅いコメントで、今頃すみません

足跡が多いのもダメなんですよね(汗)

写真見ながら、もう少しましな仕事をしなさいよと、自分で突っ込んでいます。
玉ねぎ無事収穫出来たら、また載せたいと思います・・収穫できるかどうか問題ですが。

老いる事、誰にも確実に予想できる事なんですが、どういう過程で老いていくかは、予想できないのがねえ。

出来るだけ、関わって希望を聞いてやることだと、最近はとっても優しい娘になっていますよ
ありがとうございます。
返信する
kikisone ()
2018-12-10 12:31:03
一日遅れですみません。

kikiさん所雪が降ったようですね。高知も寒くなりましたが、此処は雪の気配はありません。

高尾山に行かれたんですね。
いつも仲良しの、お友達と一緒に旅行したり、コーラスや、公民館活動、手作りケーキでのおしゃべり等々、充実していますね。

早今年も終わると思いながら、気合も入らず、だらだらと過ごしている私です。
返信する
多摩NTの住人さんへ ()
2018-12-10 12:37:37
百姓の家に生まれても、こんな程度の畝づくりですから、経験ない方には、最初は無理かもしれませんが、器用な方は、これ以上の畝づくりは出来るとおもいます(笑)

ゲンゲが、どうしてレンゲということになったのか、今はそれが不思議な気がします。

今やレンゲが全国版ですよね。
サネカズラも、ビナンカズラの方が全国版になっていますしね。

返信する

コメントを投稿

風の山から」カテゴリの最新記事