チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

定演目前、臨場感と緊張感で追い込み中

2014年10月23日 22時39分08秒 | 市原フィル

いよいよというか、いつも通りというか、あっという間に週末に定期演奏会本番だ。

合宿を含め、何か月間でだいぶ弾けてきていると思っていたが、直前になりダメな部分が
日々発見されて「なんでいつもこうなるの?」とあきれている。

Mzartの「ハフナー」。
弾けないところは、やはり弾けないとあきらめているものの
丁寧にさらってゆくと、いい加減に譜読みしているところが何か所か見つかった。
特に4楽章では超スピードで全体が騒がしいので、練習場では気づかぬままだった。

Beethoven「コリオラン」。
これは大丈夫だよね、とさらっていると、やはり発見があった。
個人練習では弾けていたはずが、実際にプルトごとに一台の譜面台だと譜面が現場では読めず
覚えていない部分がいい加減になり、結局「ちゃんと弾いてないじゃん」ということが明らかになる。
コリオランは全般的にちゃんと「使える音」「きれいな音」が出せていないことが課題だ。

Brahms「交響曲2番」。
ここでも毎度のことだが終楽章に手抜きが多く見つかった。
先日の通し練習では、隣のチェロ嬢から第3楽章のPizzの1音に「#つけて演奏している」と指摘されて驚いた。
(彼女が見逃さず聞き分けるのがすごい! 毎回見逃してくれてたんだね)

ブラ2は何といっても4楽章が怪しい。ものすごい勢いと音量なので自分で何弾いているかわからなくなるんだけど、
実は弾けてない、読み違えている、左手と右手がバラバラで音がまともに出ていない部分が多く見つかる。
思えばこれまで参加したどの交響曲も4楽章がいつも怪しかった。これもまた繰り返される癖で
第1楽章からいつも練習していると、最後がおろそかになる。今回こそはと取り組んだんだけど癖は治っていないよな~。

こうして定期演奏会が目前になると、友人や知人が見ている前で弾いている状況が迫ってくるし
本番の舞台でミスすれば全体に迷惑かけることのリアリティーが増してくる。
ちょうど試験の直前になって、追い込まれるように集中力が高まるような感じなんだが
子供のころからの癖は一生治らないものだと、笑うしかない。

営業活動では「エビ反り曲線」というのあって、期末になると急に受注が集中して目標を達成することがよくある。
どうやらオケの練習もそうなんだと割り切り、これからが「詰め」と心得て練習しよう。

今夜も、再度譜読み、運指の工夫を重ねて、本番であと3%~5%角度を上げようと思う。
土曜日にはゲネプロがあり、これからが本当の勝負だ。


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